#健康診断 #検査値の見方...

血圧


収縮期血圧    130mmHg未満

拡張期血圧    所見なし


収縮期血圧は、心臓が収縮したときの血圧で、

拡張期血圧は、心臓が拡張したときの血圧です。

高血圧の大半は、生活習慣や体質によるものですが、「腎臓や副腎や甲状腺、血管や脳、神経系の病気」が原因のこともあります。


血液


赤血球数(R,RBC)         男性410万~530万個/μL

                                   女性380万~480万個/μL

血液中の赤血球数を調べるもので、基準値未満だと貧血が疑われます。

貧血は、原因によって「鉄欠乏性貧血、悪性貧血、溶血性貧血、再生不良性貧血」などに分けられます。

貧血の程度を知るには、次にあげるヘモグロビンやヘマトクリットなども調べて、総合的に判断する必要がありますが、男女ともに、200万個/μLを下回った場合は「重症の貧血」と診断されます。


ヘモグロビン(Hb)        男性14~18g/dl

                                   女性12~16g/dl

赤血球の成分の一つで「血色素」とも呼ばれます。

赤血球には、肺で受け取った酸素を全身に供給し、二酸化炭素を肺に運ぶ重要な働きがありますが、その役割を担っているのがヘモグロビンです。

女性は 11g/dl 以下、男性は 13g/dl 以下だと「貧血」と判断されますが、この程度ではほとんど自覚症状はありません。

男女とも 10g/dl 以下になると、「中等症から重症の貧血」で、息切れやめまいなどが現れてきます。


ヘマトクリット(Ht,Hct)      40~70mg/dl

一定量の血液中に含まれる赤血球の容積の割合を表します。

基準値より低い場合には「貧血」が疑われますが、妊娠中にも基準値を下回ることがあります。

基準値より高い場合は「赤血球増加症」のほか、大量発汗などによる「脱水症状」を起こしている可能性があります。

「赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット」の3つの検査データから、赤血球の大きさ、1個の赤血球中のヘモグロビン量や濃度を計測できます。


MCV          84~99fl

MCH          26~32pg

MCHC        32~36%

MCV は、ヘマトクリットを赤血球数で割ったもので、赤血球1個の大きさを示します。

MCH は、ヘモグロビンを赤血球数で割ったもので、1個の赤血球中に含まれるヘモグロビン量のことです。

また、ヘモグロビンをヘマトクリットで割って得られる MCHC は、1個の赤血球中に含まれるヘモグロビン濃度を示します。

貧血の場合、MCV, MCH, MCHC を計算すれば「貧血の種類」がわかります。


白血球数(W,WBC)             4000~9000個/μL

血液中の白血球数を調べます。

白血球は、外部から進入してきたウイルスや細菌などの異物を撃退します。

基準値より高いと「感染症、胆のう炎、虫垂炎、膵炎などの炎症性の疾患、心筋梗塞、白血病、がん」などが疑われます。

炎症性の疾患では、白血球数は 1万5000~2万個/μL程度になります。

白血病では、1万~20万個/μLにも増えますが、ごく初期では、基準値内や基準値を下回る場合もあります。

そのほか、外傷があるときや、運動直後、ストレスの強いときにも高くなります。

また、「妊娠している、たばこをたくさん吸う、ステロイド薬を使っている」場合にも高くなることがあります。

基準値より低い場合は「ウイルス感染症の初期、再生不良性貧血、膠原病」などの病気が疑われます。


血小板数(plt,PLT)              15万~40万個/μL

血液中の血小板の数を表します。

血小板には、血液を凝固させて、出血を止める働きがあります。

そのため、血小板の数が減ると、出血しやすくなったり、出血が止まりにくくなります。

5万個/μL 以下になると「鼻血」が出たり、「歯茎から出血」しやすくなりますし、3万個/μL 以下になると「脳出血」などを起こす危険性があります。

基準値未満の場合に疑われる疾患には、「特発性血小板減少性紫斑病」という血小板が破壊されて減少する病気や、「肝硬変」などがあります。


血清カルシウム(Ca)           8.6~10.1mg/dl

カルシウムは、骨をつくるほか、筋肉や神経の働きを助けたり、血液を固める働きがある大切な成分です。

カルシウムは「副甲状腺機能低下症、腎不全」などの病気があると不足しやすく、骨がもろくなったりします。

逆に、「副甲状腺機能亢進症や多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、がん」などでカルシウムが過剰になると、「吐き気、嘔吐」などが現れたり、「尿路結石」の原因にもなります。



脂質代謝


脂質代謝 総コレステロール(T-chol)        120~220mg/dl

血液中の総コレステロール値が基準値よりも高い場合は「高コレステロール血症」と診断されます。

放置していると、動脈硬化が進み「虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)や脳梗塞」などを起こす危険性があります。

高コレステロール血症の多くは、食べ過ぎや運動不足などによって起こります。

しかし、「糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群」などが原因で、高コレステロール血症が起こる場合もあるので、注意が必要です。

また、ステロイド薬を使用している場合は、その副作用として、高コレステロール血症が起こることがあります。

一方、110mg/dl 以下の場合は「貧血、栄養不良、甲状腺機能亢進症、肝臓病」などの疑いがあります。


HDLコレステロール(HDL-chol)        40~70mg/dl

HDLコレステロールは、血液中の余分なコレステロールを回収して肝臓に運び戻します。

動脈硬化を防ぐことから、「善玉コレステロール」と呼ばれています。

基準値より低い場合は「低HDLコレステロール血症」と診断され、総コレステロールや LDL, 中性脂肪が正常でも、動脈硬化が進行し「高血圧、糖尿病、肝硬変、虚血性心疾患」などが発生しやすくなります。

HDLは、喫煙や運動不足などで低くなることがあります。

逆に、HDLが基準値より高くなる場合には、総コレステロール値も高くなっていることが多く、やはり望ましいことではありません。


LDLコレステロール(LDL-chol)         70~139mg/dl

LDL(悪玉コレステロール)が多過ぎると、余分なLDLが酸化されて血管壁に付着するため、動脈硬化を促進します。

脂質代謝の中でも、特に重視されている項目で、基準値より高いと「高LDLコレステロール血症」と診断され、虚血性心疾患、脳梗塞、糖尿病などが起こりやすくなります。

LDLが基準値を超える人は、コレステロールを多く含む食品のとり過ぎが考えられます。


中性脂肪(TG)           50~149mg/dl

中性脂肪は、エネルギー源として利用され、余った分は、皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられます。

血液中の中性脂肪値が基準値より高いと、動脈硬化が促進されたり、「急性膵炎や脂肪肝」の原因になることがあります。

中性脂肪は特に食事との関係が深く、食べ過ぎなどによるエネルギーのとり過ぎが、中性脂肪値を上げる最大の原因です。

そのほか、「糖尿病、甲状腺機能低下症、ネフローゼ症候群、閉塞性黄疸」などで、検査値が高くなることもあります。

尚、食後に検査をすると、検査値が高くなるので、少なくとも、検査の12時間前から絶食することが望まれます。

 基準値より低い場合には「甲状腺機能亢進症や栄養不足」などの可能性があります。



糖代謝


糖代謝 空腹時血糖  (BS, BG, Glu)        70~110mg/dl未満

空腹時の血液中に含まれるブドウ糖の量を調べます。

一般に検査前夜の夕食後から絶食し、翌日の朝食前の空腹時に検査します。

空腹時血糖が110~125mg/dlの場合は「境界型」と診断され、ブドウ糖負荷試験を行いさらに詳しく調べます。

ブドウ糖負荷試験では、75gのブドウ糖を溶かした液を飲み、2時間後の血糖値が200mg/dl以上であれば「糖尿病」と診断されます。

また、空腹時や食後にかかわらず、任意の時間に血糖値を調べる随時血糖検査で、血糖値が 200mg/dl 以上の場合も「糖尿病」と診断されます。

空腹時血糖が基準値を上回る場合には、「糖尿病」のほか、「膵炎、甲状腺機能亢進症」といった病気も疑われます。

また、ある種の血圧降下薬やステロイド薬の服用で、高くなることもあります。

基準値より低い場合は「副腎機能低下症、肝硬変」などが考えられます。

また、空腹時血糖が 50mg/dl というように極端に低い場合は「インスリノーマ」という「膵臓腫瘍」が疑われます。


HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)       4.6~5.6%

HbA1c は、赤血球のヘモグロビンAと血液中のブドウ糖とが結合したもので「グリコヘモグロビン」といいます。

血糖検査では、血液を採取したときの血糖値しかわかりませんが、HbA1c は、約120日間血液中に存在するため、1~2か月間の血糖の状態を、推測することができます。

そのため、HbA1c は、糖尿病の確定診断の指標となったり、病気の経過を観察するのに役立ちます。

基準値より高い場合は、1~2か月間の血糖値が高かったり、糖尿病の管理がうまくいっていないことを示しています。


尿糖(US, UG)        陰性(定性検査)

尿中に糖が出ているかを調べます。陽性の場合は「糖尿病」が疑われます。

しかし、尿糖が出るようになるのは、血糖値が 160~180mg/dl を越えたころからなので、ごく初期では、糖尿病でも尿糖が出ない場合があります。

一方、健康な人でも、検査前夜に食事を多くとったりすると、陽性になる場合があります。

また、「腎性糖尿」といって体質的に尿糖が陽性になる人もいます。

そのほか、甲状腺機能亢進症、脳血管障害」でも尿糖が出ることがあります。



尿酸


尿酸 尿酸(UA)                男性4.0~7.0mg/dl 

                                     女性3.0~5.5mg/dl

尿酸は、細胞の核の成分であるプリン体が分解されてできる老廃物で、血液中の尿酸濃度が基準値より高いと「高尿酸血症」と診断されます。

特に、8.0mg/dl 以上だと、足の付け根が赤く腫れて激しく痛む「痛風発作」や「腎臓病」などが起きやすくなります。

さらに、「虚血性心疾患や脳梗塞」の原因になる動脈硬化も促進されます。

高尿酸血症には、肥満や食べ過ぎ、お酒の飲み過ぎなどが関係していますが、「白血病や腎臓病、ある種の降圧利尿薬の服用」などでも尿酸値が高くなることがあります。



腎・尿路系


腎・尿路系 尿たんぱく(P,E)     陰性

尿中に排泄されるたんぱくの量を調べます。

健康な人の尿たんぱくの量は、1日に75~150mg程度ですが、「急性腎炎や慢性腎炎、ネフローゼ症候群」などがあると、たんぱくが腎臓から漏れ出して、尿たんぱくが陽性になります。

そのほか、「尿道炎、膀胱炎、尿路結石、膀胱がんなどの尿路の病気」や「糖尿病や高血圧による腎臓病、妊娠中毒症」でも、尿たんぱくが増えて陽性になります。

なお、激しい運動の後、発熱時、月経前後にも、一時的に陽性になる場合があります。


尿潜血(OB)      陰性

目で見ても気づかない血尿(尿潜血)を調べます。

陽性の場合は「尿路結石、膀胱炎、腎炎、膀胱がん、腎臓がんといった尿路の病気」の可能性があります。 

ただし、女性の場合、月経の前後2日間程度は、尿中に月経血が混じることがあるので、医師に伝えておくことが大切です。

また、運動の後や長時間寒さにさらされた後に検査を受けると、陽性になる場合があります。


尿素窒素(BUN)     8~20mg/dl

尿素窒素は、たんぱく質が分解されてできる老廃物で、尿といっしょに排泄されます。

腎機能が低下すると、血液中の尿素窒素をうまく濾過することができないため、血液中の尿素窒素の量が多くなります。

尿素窒素の量が 25mg/dl 以上だと「腎機能の異常」が疑われ、80mg/dl を越すと、腎機能が極端に衰え体内に老廃物がたまる「尿毒症」が考えられます。

また、「消化管出血、心不全、ステロイド薬の副作用」などでも基準値を上回る場合があります。

一方、基準値より低い場合は「栄養不足、アルコール性肝炎、大量の尿が出る尿崩症、妊娠」などが考えられます。


クレアチニン(Crea)       0.7~1.3mg/dl

クレアチニンは、筋肉にあるクレアチンという物質から産生されるもので、尿とともに排泄されます。

基準値を上回る場合は「慢性腎炎や腎不全」の疑いがあります。

腎機能が低下するにつれてクレアチニンは増加し、10mg/dl 以上になると、透析療法が必要になる場合もあります。

基準値を上回る場合は、早急に受診する必要があります。



肝・膵臓機能


肝・膵臓機能  ZTT    3~14単位

血液から血球成分を除いた血清に試薬を加えて、たんぱくの濁り度を検査します。

血液中には、大きく分けてアルブミンとグロブリンというたんぱくがあり、アルブミンは、主に肝臓でつくられます。

肝機能が低下すると、アルブミンの産生量が減るため、血液中のグロブリンの割合が多くなり、血液の濁りが強くなります。

濁りが強いほど、検査値か高くなります。

基準値を超える場合は「慢性肝炎、肝硬変などの肝臓病」のほか、「肺結核や膠原病、多発性骨髄腫」なども疑われます。


AST(GOT)      10~34単位

AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)は肝臓に多い酵素です。

肝臓が障害されて肝細胞が壊れると、血液中に大量に漏れ出すことから、基準値を超す場合は「肝臓病」が疑われます。 

ただし、AST は、心臓の筋肉や骨格筋などにも多く含まれており、「心筋梗塞、筋ジストロフィー、多発性筋炎」などでも数値が高くなります。

そのため、次にあげる ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)と比較して、病気を推測していきます。


ALT(GPT)       5~46単位

ALTのほとんどは肝臓にあるため、ALTが高い場合は、だいたいは「肝臓に異常がある」と見当がつきます。

ALT と AST の検査データから病気を推測することができます。

ALT, AST ともに 100 ~500 単位(あるいは500単位以上)では、肝臓の細胞が急激に傷害されていることを示し、「急性肝炎、非アルコール性脂肪肝や慢性肝炎、アルコール性肝障害」が疑われます。

ALT, AST ともに 150 単位以下の軽い上昇が長期間にわたって見られる場合は、「慢性肝炎や肝硬変、肝臓がん」などの疑いがあります。

また、片方が正常で、一方だけがわずかに基準値を上回る場合も、「アルコール性脂肪肝」や「心筋梗塞や筋ジストロフィー、多発性筋炎」などの病気の可能性もあります。

基準値を少し超えた程度でも、いろいろな病気が考えられるので、症状の有無にかかわらず、医療機関を受診してください。

なお、ALT, AST ともに基準値内の場合は、特に問題ありません。


γ-GTP      男性8~61単位 

                女性5~24単位

γ-GTP(ガンマ-グルタミルトランスペプチターゼ)は、肝臓の解毒作用に関係する酵素です。

「肝臓病」や胆管から十二指腸に至る道筋(胆道系)の病気があると、血液中に大量に放出される性質があります。

基準値を超える場合は、「急性肝炎、慢性肝炎、アルコール性肝炎、薬物性肝障害、肝硬変、肝臓がん、胆道疾患(結石、がん、胆のうや胆管の炎症)、膵臓がん」などが疑われます。 

なお、ほかの肝機能の検査では異常がなく、γ-GTPだけが基準値を上回っている場合は「アルコールの飲み過ぎ」が考えられます。

また、薬を長期間服用している場合にも、検査値が高くなることがあります。


ALP         男性102~249単位 

               女性~211単位

ALP(アルカリホスファターゼ)は、肝臓、骨、腸、腎臓などさまざまな臓器に含まれている酵素です。

こうした臓器に障害が発生すると、血液中に流れ出します。

肝臓に含まれる ALP は、胆汁に混じって排泄されるため、「胆道系の病気」なによって胆汁の通り道が塞がれると、胆汁中の ALP が血液中に漏れて、検査値が高くなります。

そのほか、「急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、骨の病気」などでも検査値が高くなることがあります。

なお、検査の数時間前に脂肪の多い食事をとると、異常がなくても検査値が高くなります。


総ビリルビン(T-bil)     0.3~1.2mg/dl

白目の部分や皮膚が黄色くなる「黄疸」は、血液中のビリルビンが増えるために起こります。

ビリルビンは、寿命を終えた赤血球中のヘモグロビンが変化してできる黄色い色素で、通常は胆汁の成分として肝臓から十二指腸に送られた後、便とともに排泄されます。

ところが、肝機能の低下や「胆道系の病気」があると、胆汁が十二指腸へ出られず、行き場のなくなったビリルビンが、血液中に大量に流れ込み、黄疸が現れてきます。

基準値より高い場合は「急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、胆石症、胆のう炎、胆のうがん、膵臓がん」などが疑われます。


尿ウロビリノーゲン     弱陽性(±)

ウロビリノーゲンは、腸に送られたビリルビンが、腸内細菌によって分解されてできる物質です。

大部分は、便といっしょに排泄されますが、少量が血液中に吸収され、尿とともに排泄され、残りは腸から吸収されて肝臓に戻り、胆汁成分になります。

尿中のウロビリノーゲンの増減を調べれば「肝臓や胆道系の異常」を知ることができます。

「疲労、肝炎、肝硬変、肝臓がん」などがあると、尿中のウロビリノーゲンが増えます。

逆に、陰性になる場合は、「胆道系の病気による胆道の閉塞」が疑われます。


総たんぱく(TP)          6.5~8.1g/dl

血清中のたんぱく質であるアルブミンとグロブリンの総量です。

その多くは肝臓でつくられますから、基準値より低い場合は、「栄養不良や消化吸収障害」のほか「重い肝臓障害や肝硬変」が考えられます。

また、ネフローゼ症候群で、尿中にたんぱく質が多量に排泄された場合にも低くなります。

基準値より高い場合は「慢性肝炎、肝硬変、膠原病、多発性骨髄腫」などが疑われます。


アルブミン(Alb)         4.1~5.1g/dl

アルブミン値が3.5g/dl 以下の場合、栄養不良や肝臓病、腎臓病などが疑われます。

2.5g/dl 以下になると、「むくみ、腹水がたまる」という症状が現れます。

総たんぱくからアルブミンを引いた残りがグロブリンで、アルブミンとグロブリンの比率(A/G比)  は通常 1.3~2.0 です。

A/G比からは、肝硬変や多発性骨髄腫などの病気の有無がわかります。


HBs抗原     陰性

HBs抗体     陰性

HCV抗体    陰性

ウイルス性肝炎のうち、B型肝炎ウイルスとC型肝炎ウイルスの感染を調べる検査です。

血液を採取して、抗原や抗体の有無をチェックします。

HBs抗原が陽性の場合は、現在、B型肝炎ウイルスに感染していることを示しています。

HBs抗体が陽性の場合は、B型肝炎ウイルスに感染した経験はあるものの、既に直っていることを表しています。

HCV抗体が陽性の場合は、過去にC型肝炎ウイルスに感染したことがあるか、もしくは現在も感染していると考えられます。


アミラーゼ(AMY)      血清  42~144単位  

                                   尿  130~950単位

アミラーゼは、膵液や唾液に含まれる消化酵素です。

そのため、「膵炎や膵臓がん、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)」、唾液腺に結石ができる「唾石症」などがあると、血液中や尿中のアミラーゼが高くなります。

一方、血液中のアミラーゼだけが高い場合は「腎臓病」が疑われます。



炎症反応


炎症反応 CRP           陰性、または0.6mg/dl以下

「C反応性たんぱく」の略で、炎症が起こると、血液中の CRP は、6~8時間以内に急増します。

弱い陽性の場合は「慢性の感染症やウイルス感染症」などが疑われ、強い陽性の場合は「急性の感染症、膠原病、がん、心筋梗塞、敗血症」などが考えられます。

炎症が収まれば、すぐに正常値に戻ります。


リウマトイド因子(RA)     陰性、または35単位以下

リウマトイド因子は、慢性関節リウマチの患者さんの血液中に見られる自己抗体で、慢性関節リウマチの診断に役立ちます。

ただし、慢性関節リウマチの患者さんでも約20%は陰性を示すので、確定診断はできません。

また、「全身性エリテマトーデス、結核、感染症」などでも陽性を示すほか、健康な人でも恒例になると、陽性になることもあります。


エックス線検査・超音波検査

胸部のエックス線単純撮影では「肺炎、肺結核、肺がん、心臓の異常」などを調べます。

エックス線造営検査は、バリウムなどの造影剤を事前にのんで、臓器の異常を見る検査で「胃・十二指腸潰瘍、胃がん、大腸がん、ポリープ」などを調べます。 

最近よく実施される超音波検査は、体への影響が非常に少なく、健康診断では、主に「腹部や乳房などの検査」に使われます。


αフェトプロテイン(AFP) - 肝臓がんで急激に上昇する

糖鎖抗原19-9(CA19-9) - 膵臓がんを調べる腫瘍マーカー

癌胎児性抗原(CEA) - 膵臓がんや大腸がんで数値が上昇

김범수 - 나의 하루 | 박정현 - 보고싶다 # BumSoo Kim - My Day | Lena Park - I Miss You @ 2012.12.01 Live Stage


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