#介護って(3)... #サルコペニアとフレイル #ラ音 #白内障と緑内障
SOAPとは・・・
#SOAP(そーぷ)は、診療録(カルテ)の書式の1つである。
POSの考え方によって得られたデータを内容ごとに分類・整理した上で、下記のようにS、O、A、Pの4つの項目に分けて考える分析手法でもある。
SOAPは問題指向型の診療録(POMR)の1つである。
■S(Subject):主観的データ。患者の話や病歴など。
■O(Object):客観的データ。身体診察・検査から得られた情報。
■A(Assessment):上記、SとOの情報の評価。
■P(Plan):上3者をもとにした治療方針。
【メリット】
・患者が抱える健康上の問題点や、医師・看護師の所見、治療方針やプロセスが明確になる
・記載が整理されるため、誰が見ても分かりやすい
アルブミン(Alb) 4.1~5.1g/dl
アルブミン値が3.5g/dl 以下の場合、栄養不良や肝臓病、腎臓病などが疑われます。
2.5g/dl 以下になると、「むくみ、腹水がたまる」という症状が現れます。
総たんぱくからアルブミンを引いた残りがグロブリンで、アルブミンとグロブリンの比率 (A/G比) は通常 1.3~2.0 です。
A/G比からは、肝硬変や多発性骨髄腫などの病気の有無がわかります。
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●【サルコペニアの症状】
筋肉量が減少すると、こんな症状が出てきます。
・活動量の減少から肥満に(膝への負担増)
・転倒のリスク上昇
・舌や咀嚼嚥下に関する筋肉や呼吸に関する筋肉に影響が及ぶと嚥下障害に
また、入院中に起こすようになった食事中のむせ(咳込み)について、入院による活動量低下でサルコペニアが起こっているのではないかとする専門家の声もありました。
骨折手術による侵襲、入院による活動低下、加齢による筋肉量の低下および筋力の低下をきたしたサルコペニアという状態で、舌や咀嚼嚥下に関する筋肉また呼吸に関する筋肉にもサルコペニアが起こり、嚥下障害をもたらしていると考えられます。
ですから、体力と噎せは大いに関係してます。
●(専門家の回答)●
介護のQ&A「 嚥下力の低下と、今後のこと 」
肥満で膝への負担が増えたり、転倒してケガをしたりすると、よけいに活動量が減り、筋肉量がさらに低下していきます。
また、嚥下機能が低下して食欲がなくなると、筋肉を作るのに十分な栄養が取れなくなってしまいます。
つまり、一度サルコペニアになると筋肉量が低下する悪循環が生まれ、最後には寝たきりになってしまう恐れがある。
そこで大切なのは、身体機能低下の原因を見極め、進行の予防しながら治療を受けること。
★サルコペニアの診断方法
サルコペニアは高齢者によくみられる症候群でありながら、診断基準や治療のガイドラインは存在していませんでした。
そこで欧州老年医学会では、2009年にサルコペニア・ワーキンググループを結成しました。
そこでは、「筋肉量の低下と筋肉機能(筋力または身体能力)の低下の両方が起こっていることをサルコペニアの診断に用いることを推奨する」としています。
★サルコペニアの診断基準
筋肉量の低下
+
筋力の低下
または、
身体能力の低下
具体的には「歩く速度」、「握力」、「筋肉量」などを測定して診断しているそうです。
日常生活の中では、「歩く速度」、「階段の手すりをつかまらないと上がれない」、「ペットボトルのキャップを開けにくい」、「重いものを持ち上げられない」などが判断の目安となります。
★フレイルとの違い
サルコペニアと似たものに、高齢になって筋力、活動性、認知機能などが低下した状態を示す、「フレイル」といいう言葉があります。
介護予防、寝たきりの防止を考えたときにサルコペニアと併せて注意したいものです。
フレイルの診断基準は以下の通りです。
★フレイルの診断基準
5つの項目のうち3つが当てはまった状態
・体重の減少(目安として1年間で2~3kg減少)
・身体活動量の低下(趣味の集まりなどに出かけなくなったなど)
・疲れやすくなった
・握力/筋力の低下
・歩く速度の低下
●ラ音(らおん)とは、
胸部聴診の際に聞こえる雑音(副雑音)のこと。
肺の聴診をするときに確認される。ラッセル音の略。
肺炎や気管支炎、肺線維症などの異常がある場合に聞こえる。ピュー、ギー、バリバリといった音がする。
ラ音には、狭くなっている気管支を空気が通る際に聞こえる乾いたラ音(連続性ラ音、乾性ラ音)と、気管支内に発生した液体の気泡が破裂するときに聞こえる湿ったラ音(断続性ラ音、湿性ラ音)がある。
断続性ラ音とは・・・
断続性ラ音(だんぞくせいらおん)とは、末梢気道や肺胞に液体が生じているとき、そこを空気が通るたびに気泡が破裂して聞こえる音のことである。
息を吸うときに聴取される。胸部聴診で聞こえる雑音(ラッセル音)の1つ。
息の吸い始めにはプツプツといった水泡音が、息の吸い終わりにはバチバチ、バリバリといった捻髪音(ねんぱつおん)が聞かれる。
これは開きにくくなってしまった肺胞が吸気によって一気に広がったり、気道内に付着した分泌物が破裂したりするときに生じる音である。
肺炎、肺水腫等の患者に現れる。
以前は湿性ラ音とも呼ばれた。
湿性ラ音とは・・・
湿性ラ音(しっせいらおん)とは、断続性ラ音のことである。
気管支に液体が発生しているときに聞かれる、肺の異常音。ラ音(ラッセル音)の1つ。
現在では断続性ラ音と呼ぶのが一般的である。
連続性ラ音とは・・・
連続性ラ音(れんぞくせいらおん)とは、気管支の狭窄により生じる音。
主に呼気(息を吐くとき)に聴取される。
胸部聴診の際に聞こえる雑音(ラッセル音)の1つ。
比較的太い気管支が狭窄した場合にはいびき音(グーグー、ボーボーといった低い音)が聴かれる。
細い気管支が狭窄した場合には、笛声音(ヒューヒューといった高い音)が聴かれる。
笛声音は気管支喘息の際に聴取されることが多いので、喘息呼吸音とも言われる。
連続性ラ音は、以前は乾性ラ音とも呼ばれた。
乾性ラ音とは・・・
乾性ラ音(かんせいらおん)とは、連続性ラ音のこと。
気管支の狭窄により生じる、肺の異常音。
ラ音(ラッセル音)の1つ。
現在では連続性ラ音と呼ぶのが一般的である。
水泡音とは・・・
水泡音(すいほうおん)とは、肺の聴診で異常が認められる副雑音(ふくざつおん)のことである。
副雑音には、狭くなっている気管支を空気が通る際に聞こえる連続性ラ音(乾性ラ音)や、気管支内に発生した液体の気泡が破裂するときに聞こえる断続性ラ音(湿性ラ音)、胸膜炎などで生じる腹膜摩擦音があるが、水泡音は断続性ラ音(湿性ラ音)のひとつ。
聴診器をあてると、呼気時の初期に、鍋のお湯が沸騰しているような「ボコボコ」「プツプツ」といった粗い低音が断続的に続くことが特徴で、さまざまな疾患により気管支内に生じた分泌液の液体膜が、呼吸に伴って移動や破裂を繰り返すため起きる。
■水泡音が聴取される主な原因疾患
・心不全
・腎不全
・肺水腫
・肺炎
・肺結核
・びまん性汎細気管支炎
・細菌性肺炎
・慢性気管支炎
・肺梗塞症
・肺化膿症
・肺うっ血
・気管支拡張症
・敗血症
・急性呼吸窮迫症候群
捻髪音とは・・・
捻髪音(ねんぱつおん)とは、肺を聴診したときに聞こえる異常な呼吸音のうち、高音で細かな断続音をさす。
髪を指でつまんで捻る音に似ていることが名前の由来とされている。(fine crackles)。
吸気の後半に出現し、「パチパチ」、「バリバリ」、「チリチリ」と表現されることが多い。また、咳をしても、この音は変化したり消失したりしない。
主に肺疾患の患者に多いが、健常な高齢者でも確認されることがある。
【原因】
肺疾患などにより肺の間質(ガス交換の場を作り肺を支持する役割をもつ)が分厚くなり、これにより肺胞が線維化され開閉しにくくなっている。この状態で吸気によって胸腔内が外部圧より低い状態になり肺が外気を引き込み、硬くなった肺胞が一度に開く際に発生する音が原因である。
【主な原因疾患】
間質性肺炎、肺繊維症、過敏性肺炎、マイコプラズマ肺炎、クラミジア肺炎など
【注意点】
病状や体位によって音が変化したり聞こえにくくなったりする場合がある。
肺水腫とは・・・
肺水腫(はいすいしゅ)とは、血液の液体成分が肺の血管の外へ滲み出した状態である。
肺の中に液体成分がたまるため肺のガス交換が障害されて低酸素血症となり、呼吸困難を引き起こす。
【原因】
肺水腫は突発性も多いが、原因は主に以下2つに分けられる。
・心原性肺水腫(静水圧性肺水腫):心臓弁膜症や心筋梗塞など、心臓の病気が原因となって起こることが多い。心筋梗塞などで心不全に陥ると全身へ血液を送る力が弱まり、これによって血液が肺にたまってしまうのである。
・非心原性肺水腫(透過性亢進型肺水腫):ARDS(急性呼吸窮迫症候群)やALI(急性肺損傷)、敗血症といった心臓以外に原因がある肺水腫。肺の血管に炎症が起きることで血液が漏れて肺にたまる症状である。
【症状】
・呼吸困難
・水泡性ラ音
喘鳴とは・・・
喘鳴(ぜんめい)とは、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という呼吸音のことである。
上気道に痰がひっかかったり、気管や気管支が狭くなったりすることが原因。
気管支喘息の患者などにみられる。
グル音とは・・・
グル音(ぐるおん)とは、腸の蠕動運動(ぜんどううんどう・腸や胃が食べ物の消化のためうねり動くこと)に伴って出るゴロゴロという音のことである。
腸管内の内容物とガスが移動して発生する。
腸雑音・腸蠕動音(ちょうぜんどうおん)ともいう。
腸が消化のために運動して発生する音のため、グル音が聞こえること自体は異常では無い。
「グル音が亢進している」「グル音の増強」などと使い、Gul音と記載する。
白内障と緑内障
■白内障とは
私たちが目で見ている像は、角膜、水晶体を通った光が網膜面で結像したもので、水晶体が濁っていると霞んで見えるようになります。
水晶体は直径が11mm前後の凸レンズで、水晶体嚢(のう)という透明の薄い膜に包まれていますが、そのなかで水晶体上皮細胞が増え続けており、子供より老人の水晶体のほうが重く厚くなります。
白内障はさまざまな原因で水晶体が濁る病気ですが、昔から俗に「しろそこひ」と呼ばれています。
白内障の種類は濁っている状態によって細かく分類されていますが、大きくは前嚢下白内障、皮質白内障、核白内障、後嚢下白内障に分けられています。
原因として多いのが加齢によるもので、一般に老人性白内障と呼ばれていますが、主に皮質の混濁(皮質白内障)や核の硬化(核白内障)が進行します。
光が水晶体を通過する面は瞳孔の大きさで変わりますので、光が通過しないところが濁っている場合は、自覚症状はほとんどありませんが、瞳孔を開く検査(散瞳検査)で水晶体を観察すると、早い人では40代から、80代では大部分の人で白内障が発見されます。
その他の原因として、先天的なもの・外傷、アトピーによるもの・薬剤、放射線によるもの・そして他の目の病気(炎症)に続いて起こるものなどが挙げられます。
水晶体が濁り始めると、水晶体で光が散乱するため、霞んだり、物が二重に見えたり、まぶしく見えるなどの症状が出現し、進行すれば視力が低下し、眼鏡でも矯正できなくなります。
■白内障の治療について
ごく初期の白内障は点眼薬で進行を遅らせることができる場合もありますが、濁った水晶体をもとに戻すことはできません。
進行した白内障に対しては、濁った水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを挿入する方法が一般的に行われます。
■緑内障とは
緑内障は、厚生労働省研究班の調査によると、我が国における失明原因の第1位を占めており、日本の社会において大きな問題として考えられています。しかも最近、日本緑内障学会で行った大規模な調査(多治見スタディ)によると、40歳以上の日本人における緑内障有病率は、5.0%であることが分かりました。
つまり40歳以上の日本人には、20人に1人の割合で緑内障の患者さんがいるということになります。
また緑内障の有病率は、年齢とともに増加していくことが知られており、日本の少子高齢化に伴って、今後ますます患者さんの数は増えていくことが予想されます。
しかも上記の調査では、発見された緑内障の患者さんのうち、それまで緑内障と診断されていたのは、全体の1割に過ぎませんでした。
つまり、緑内障があるのにもかかわらず、これに気づかずに過ごしている人が大勢いることも判明しました。
最近の緑内障の診断と治療の進歩は目覚しく、以前のような「緑内障=失明」という概念は古くなりつつあります。現代医学を駆使しても失明から救えないきわめて難治性の緑内障が存在することも事実ですが、一般に、早期発見・早期治療によって失明という危険性を少しでも減らすことができる病気の一つであることは間違いありません。
■房水と眼圧
「房水」とは目の中を循環する液体のことで、毛様体という組織で作られて、虹彩の裏を通過して前房に至り、線維柱帯を経てシュレム管から排出され、眼外の血管へ流れていくという定まった経路で循環しています。
この房水の循環によって、ほぼ一定の圧力が眼内に発生し眼球の形状が保たれます。
この圧力のことを「眼圧」と呼びます。つまり、眼圧とは、眼の硬さであるといえます。
眼圧が上昇すると(眼球が硬くなると)、視神経が障害されやすくなり、緑内障になるリスクが高くなることが知られています。緑内障の治療としては、薬物療法、レーザー療法、手術療法など多彩な手段が行われていますが、その多くは、眼圧を下げることで緑内障の悪化を防ぐためのものです。したがって、自分の眼圧がどれくらいであるのかを知っておくことは、とても大事です。
■眼圧の正常値
最近の大規模な調査(多治見スタディ)によると、日本人の平均眼圧は14.5 mmHgであり、ばらつきの程度(標準偏差が2.5 mmHg)を考えると、正常の眼圧は10~20 mmHgであるということが分かりました。
眼圧は、1日の間でも時刻により変動するうえに、どの時期に眼圧が高くなるのかというパターンには、個人差が大きいことが知られています。
また四季に恵まれた日本において、眼圧は、冬季に高く、夏季には低くなりやすいことも知られています。
日常生活において眼圧に影響する因子としては、年齢、性別、屈折(近視や遠視の程度)、人種、体位、運動、血圧なども知られています。
このように多くの因子が複雑に影響しあって、眼圧が決まっているのです。前述したように、「眼圧の正常値」は、健康人を対象とした調査に基づいて統計的に求められた値(全体の95.5%がおさまる平均値±標準偏差の2倍)であって、この範囲にあるからといって緑内障にならないとは言いきれません。
実際、日本人では、眼圧が正常範囲であるにもかかわらず、緑内障になっている「正常眼圧緑内障」の患者さんが過半数を占めていることが判明しました。
■房水と眼圧
それでは緑内障という病気とはどんな病気でしょうか?
緑内障は、日本緑内障学会のガイドライン(第三版)によると、「視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患である」と定義されています。
つまり緑内障は、視神経の形(乳頭形状)と機能(視野)の特徴的な変化から診断されます。緑内障は、古くから、眼圧が上昇することで視神経が障害される病気として理解されてきましたし、実際に眼圧を下降させることが治療として有効なことも知られています。
しかし近年の研究では、正常眼圧緑内障が多い日本人においては、必ずしも、眼圧上昇だけが原因であるとはいえないことが分かっています。
しかしガイドラインにも記載してあるように、(正常眼圧緑内障を含めて)すべての緑内障において、眼圧を下降させることで、緑内障になるリスクが下がることが知られていますし、緑内障になった患者さんでも、その視野が悪くなる(緑内障が進行する)可能性を低くすることができます。
したがって、緑内障の患者さんにとっては、自分の眼圧値を知っておくこととともに、眼圧値を安全な範囲にコントロールしていくことが重要です。
■緑内障の症状
緑内障の自覚症状としては、見えない場所(暗点)が出現する、あるいは見える範囲(視野)が狭くなる症状が最も一般的です。
しかし、日常生活では、両眼で見ていますし、多くの場合、病気の進行は緩やかなので、初期は視野障害があってもまったく自覚しないことがほとんどです。
実際、緑内障の患者さんが自覚症状で気がつくのは、かなり進行してしまって視野や視力が悪化してからということも多いです。
視野障害が進行した場合は、視力が低下したり、場合によっては失明することさえありえます。
しかも緑内障が恐ろしいことの理由の一つは、緑内障の進行は常に一方通行であり、喪失した視野や視力を治療によって取り戻すことができません。
緑内障の治療は、あくまでも緑内障の進行をゆっくりにするためのものであり、見え方を改善することはできません。
また、急激に眼圧が著しく上昇した場合(急性緑内障発作)は、眼痛・充血・目のかすみのほか、頭痛や吐き気を自覚することもあります。
こういう場合は、大変苦しいですし、急速に視野が悪化していきますので、すぐに治療を受ける必要があります。
逆に、ゆっくりと眼圧が上昇していく場合や、正常眼圧でも緑内障になるタイプでは、自覚症状がないために、気がついたら視野が悪くなっていたということになりがちです。
Gummy(거미) _ I loved..have no regrets(사랑했으니..됐어)
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