NHK「 #バリバラ 」 #感動ポルノ #辻井伸行
バリバラとは、障害者のための情報バラエティー番組。
最近は障害者だけでなくすべてのマイノリティの問題を取り上げている。
で、都知事選の日は「マイノリティのお笑い日本一」を決める「 #SHOW-1グランプリ 」が放映されていた。
車椅子だったり寝たきりだったりLGBTだったりと様々な障害やマイノリティ要素を持つ人々が「お笑い芸人」として登場し、コントをしたりネタを披露する。
高次脳機能障害の人が自分の障害をネタに笑いをとり、寝たきりの人が「雇ってください」と仕事の面接を受けに行くネタをやったり、発達障害の人たちが「発達障害あるある」的なコントをしたり。
果ては「言葉による場外乱闘」になると、寝たきりの男性芸人が筋ジストロフィーで車椅子の男性芸人に向かって、「いいか、障害は寝てからだぞ」(障害は寝たきりになってからだぞ)と言い放ったり――。
「自分の障害をネタにした障害者」の底力の半端なさを「これでもか!」と見せつけられ、爆笑しつつも「人間の尊厳」なんて上っ面な言葉を遥かに超えたところにある何かにシビれる。
精神障害の分野だって、素晴らしい取り組みがある。
当事者研究で有名な「べてるの家」は北海道・浦河で80年代から活動を続ける当事者たちの共同体だ。
年に一度のべてる祭りでは「幻覚&妄想大賞」が開催され、その年でもっとも幻覚や妄想に苦労した人が表彰される。
「 #べてるの家 」の理念は
「安心してサボれる職場づくり」
「べてるに来れば病気が出る」
「昇る人生から降りる人生へ」
「弱さの情報公開」など。
彼らの取り組みは世界的な注目も集めており、毎年、世界中から北海道の田舎町に数千人の研究者らが見学に訪れる。
脳性麻痺の分野でも、とてつもない取り組みがある。
それは「 青い芝の会 」。
07年に、75年に出版された『母よ、殺すな!』という本が復刊された。
ちなみになぜ「 #母よ殺すな! 」なのか。
それは70年に起きたひとつの悲しい事件に端を発する。
この年、2人の重度脳性麻痺の子どもを抱えた母親が、2歳の下の子を殺してしまったのだ。
母親は脳性麻痺の子どもに対し、「この子はなおらない。こんな姿で生きているよりも死んだ方が幸せなのだ」と思ったという。
この事件に世間は同情を寄せ、母親への「 #減刑嘆願運動 」が起きる。
それに対して、脳性麻痺の人々の団体「 #青い芝の会 」が、「殺されてもやむを得ないなら、殺された側の人権はどうなる!」と「殺される側」から声を上げたのだ。
『母よ、殺すな』著者で脳性麻痺の横塚晃一氏は、以下のように書いている。
なおるかなおらないか、働けるか否かによって決めようとする、この人間に対する価値観が問題なのである。
この働かざる者人に非ずという価値観によって、障害者は本性あってはならない存在とされ、日夜抑圧され続けている。
あるがままの「命」を肯定しようとする叫び。
これほどに力強い言葉が他にあるだろうか。
生存を否定したり、条件つきにしようとするあらゆる力に対し、彼らは全身全霊で抗う。
「青い芝の会」の行動綱領。
「われらは強烈な自己主張を行う」
「われらは愛と正義を否定する」
「われらは問題解決の路を選ばない」
一見過激だが、彼らの言葉は、なぜこんなに躍動感に満ちているのか。
不自由な身体を抱える彼らの内面に、どれほど溢れんばかりの言葉の洪水が満ちているのか。
もうひとつ、紹介は、ALSの人たちのコミュニケーションだ。
身体中の筋力が徐々に奪われ、死に至る病である。
病気が進行すれば呼吸器をつけなければならないので話せなくなる。
身体も動かせなくなると、手で文字盤などを指すこともできない。
そうなるとどうやってコミュニケーションをするのかというと、介助者が当事者の腕を取り、「あ、か、さ、た、な・・・」と発語する。
例えば「こんにちは」と言いたい時は「か」のところでほんの少し動く筋肉を動かし、今度は「か、き、く、け、こ」の「こ」のところで動かす。
こうやって1文字ずつ、言葉の欠片を拾っていく。
人間の「伝えたい」というコミュニケーションへの執念に、胸を打たれる。
車いすに乗り、目を閉じて眠っているように見える女性はそうして長い時間かけて言葉を紡いだ。
端から見たら失礼ながら「瀕死」「重症」に見えてしまう彼女がそうして紡いだ言葉は、「まだ死んでない」だった。
最上級のブラックジョークに、会場はどっと笑いに包まれた。
障害者運動は、熱い。
本気でギリギリの「生きさせろ」という叫びをどれほど聞いただろう。
ある意味で、貧困だったり非正規だったりするということは「状況」だ。
一過性のものかもしれない。
そこからの脱出を、多くの人が望んでいる。
しかし、障害者運動の「覚悟」は違う。
一生これを引き受けて、どう生きていくか。
彼らの言葉に何度目を開かされただろう。
こんな豊かな世界があるということを、知らない健常者は多い・・・と思う。
生きることそれ自体が闘いという世界。
多くの人は、障害者というと
#24時間テレビ に登場するような「頑張ってる障害者」「清く正しく美しい障害者」を想像するのかもしれない。
が、それはほんの一断面で、主張する障害者もいるし、言うこときかない障害者もいるし、お笑い芸人になる障害者もいるし、たぐいまれなる笑いのセンスや才能を持つ障害者もいる。
障害を持つ人も持たない人も当たり前に生きられる社会。
立場の弱い人やハンディを抱えた人に視点を合わせた社会。
結果的にそんな社会は、誰もが生きやすい社会だと思うのだ。
バリバラ #難病
●[下動画]#統合失調症を持つ茶BOZEと先輩芸人ヤス高澤がコンビを結成!
幻聴・幻覚が入り乱れるシュールなコントは絶妙!!
バリバラ #アスペルガー症候群
「ADHD」「アスペルガー症候群」はどのカテゴリー?「知的障害」と「発達障害」の違い
世の中には「 #知的障害 」や、「 #自閉症 」「 #学習障害 」「 #ADHD 」「 #アスペルガー症候群 」を含む「 #発達障害 」など、さまざまな脳機能や神経の障害が存在します。
それぞれに発症する症状には特色がありますが、「発達障害」と「知的障害」は違いがあり、定義も異なってきます。
発達障害、知的障害とは何ですか。
発達障害
生まれつき脳の一部の機能が通常と異なる脳機能障害の一つであり、いくつかの種類に分けられます。
一例としては自閉症、ADHD(注意欠陥多動性障害)、アスペルガー症候群、学習障害などがあげられます。
非常に個人差が大きく、1人の人が2つ以上の発達障害を持っている場合もあります。
知的障害
知的発達に障害を持つもので、18歳未満に生じ、全般的な知的機能の発達が年齢に比して明らかに遅れがあり、日常生活や学習などに対する適応に制限があるものを指します。
知的障害の原因は何ですか。また、度合いについてはそれぞれどのようにわけられていますか。
知的障害の原因は、病的ではない遺伝子の組み合わせによってたまたま知的障害として現れたもの、病的な遺伝子や染色体の異常、あるいは生育環境や周産期のトラブルによるものなど様々なものがあります。
知的障害の評価はいくつかの方法がありますが、一般的なものでは「知的機能」と「適応機能」の二つの項目で評価され、以下のように分類されます。
・IQ20までの最重度知的障害
・IQ20~35の重度知的障害
・IQ36~50の中度知的障害
・IQ51~70までの軽度知的障害
自閉症とはなんですか。
自閉症とは先天的な脳の機能障害で、周囲の状況や物事などの把握がうまくいかず、社会性やコミュニケーションの問題が出たり、極端に興味や活動の幅が狭まったり、同じ行動を繰り返すことにこだわったりします。
自閉症と知的障害が併存する場合も多くありますが、必ずしもそうではありません。
学習障害とはなんですか。
学習障害とは、知的発達に大きく遅れはないものの、計算ができない、漢字を読むことや書くことが極端に苦手であるような場合を指します。
読む、書く、聞く、話す、計算するという5つの能力のうちのいずれか、あるいはいくつかに問題があるとされます。
1つのことは苦手だが、別のことは非常に得意であるなど偏りがみられることが多くあります。
学習障害は知的発達に大きな遅れがないことが基準の1つにもなっており、知的障害とはその点が異なります。
知的障害者認定とはなんですか。
知的障害者認定とは、国の基準に従って日常の様々な場面でどのくらいの援助を必要とするかを判定し、1~3級までに分類して知的障害の認定を行うものです。
(1級が最も多くの援助を必要とする者に対して与えられます。)
「 #24時間テレビ 」は障害者の「 #感動ポルノ 」 裏番組のNHK生「 #バリバラ 」に大反響
「Eテレが本気出してる」
「バリバラ攻めすぎでしょ」――
視聴者からそんなツイートが相次いだのは、日本テレビの「24時間テレビ」の裏番組として、NHK Eテレが2016年8月28日に放送した「バリバラ」(19時00分~30分)だ。
24時間テレビをパロディー化して笑いのめしながら、障害者を「感動」の具とする「感動ポルノ」に、障害者自身も含む出演者たちが異を唱える。
そんな野心的な内容は、ツイッターで番組名が「トレンド」に入るなど、大きな反響を呼んでいる。
「検証!『障害者×感動』の方程式」
障害や難病を持つ人が、さまざまな難題に挑戦する――そうした「感動的」な企画は、24時間テレビのまさに十八番だ。
2016年も、下半身不随の少年の富士登山や、目や耳の不自由な生徒たちのよさこいなど、こうした企画が多数放送された。
しかし、障害者情報バラエティーをうたう「バリバラ」では、同じ28日のオンエアに、「検証!『障害者×感動』の方程式」と題して、こうしたメディアの障害者像に疑問を唱える内容をぶつける生放送と予告し、以前から注目を集めていた。
NHK広報局は「他局の放送とは関係ない」と事前のJ-CASTニュースの取材に応えていたものの、番組が始まるや、スタジオで大写しになったのはどこかで見たような「24」マーク。
出演者はおそろいの黄色いシャツ姿で、その一人、多発性硬化症などを患う大橋グレース愛喜恵さんにいたっては「本家」の「24時間」のシャツをそのまま着ている。
そもそも、キャッチフレーズからして「 #笑いは地球を救う 」だ。
特に徹底していたのは、世間の「感動的な障害者像」を再現したコーナーである。
上記の大橋さんが出演するこのドキュメンタリー風映像では、「それらしい」音楽やキーワードで、いかにも「健気な」障害者として大橋さんが描かれているのだが、それをぶち壊すように「病院の先生がイケメンでテンション上がった」「(立ち直ったきっかけを聞かれて)まあ時間が解決したみたいな」と、「使えない」発言を連発し、そのたびにスタッフが「その話いらないっす」「いやそこ大変な感じで行きましょ」などと軌道修正する。
要するに、24時間テレビを完全にパロディー化したコントなのである。
ちなみにチャンネルを日本テレビに変えると、まさにちょうど、そっくりな「感動的」な映像が流れており、BGMも笑ってしまうほどよく似ている。
狙って時間を合わせたのかは不明だが、痛烈な皮肉だ。なお、大橋さんは今年の24時間テレビにも出演している。
障害者の90%が「感動ドキュメンタリー」嫌い
こうした「笑い」の要素を織り交ぜながらも、番組全体を貫いていたのは「感動ポルノ」というキーワードだ。
自身も骨形成不全症を患いながら、オーストラリアでコメディアンとジャーナリストとして活躍したステラ・ヤングさん(1982~2014年)が唱えたもので、障害者を、非障害者などが感動するための「モノ」として扱うような行為を指す言葉だ。
番組によれば、これら「感動ポルノ」的な障害者の番組について、当の障害者の90%が「嫌い」と答えたという。
番組では「24時間テレビ」という単語は避けられていたものの、たびたび言及され、司会の山本シュウさんは最後に、こう注文した。
「現場のスタッフはものすごいがんばってるし、ただもう上の人がね、『(障害者は)こうなんや、感動なんや』って(決めつけて)やるからね。この辺、みんなのがんばりが空回りせんようにしてほしい」
「30分じゃ物足りなかった」
「日テレのトップに見せたい」
単なるパロディーに留まらず、メディア全体に対して「感動ポルノ」を問題提起するという、野心的な内容に、ツイッターなどでは大きな反響が起こった。
「これはすごい番組だった......ただ喧嘩を売ってるだけじゃなくて、こうした真摯な検証番組の存在は、24時間テレビにとってもプラスになるのではないかと思いました」
「30分じゃ物足りなかったー。もっと議論すべき。すごく面白い番組やった」
「たぶんNHKにしかできない番組だし、24時間テレビにぶつけていった勇気を讃えたいし、この番組の考え方が24時間テレビに生かされていくことを願う。もちろん現行の24時間テレビにも放送するメリットはあるだろうから、日テレのトップに是非この番組を観てもらいたい」
ツイッターで多くつぶやかれた言葉を集計するYahoo!リアルタイム検索では20時台、「バリバラ」が3位、「感動ポルノ」が4位など、24時間テレビを上回る順位をキープしていた。
#辻井伸行 #ラ・カンパネラ
【TVPP】Solji(EXID) – West Sky ,솔지(이엑스아이디) – 서쪽 하늘 @Duet Song Festival
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