#統合失調症や認知症など…精神病院で安易な身体拘束しないよう求める団体発足!!!

統合失調症や認知症など精神疾患の患者の体をベッドに固定する「身体拘束」について、安易に行わないよう訴える団体が設立され、今後、国に対し長時間の拘束の禁止など厳格なルールを定めることを求めていく考えを示しました。

2017年7月19日

設立されたのは精神疾患の患者や家族、それに弁護士などで作る「#精神科医療の身体拘束を考える会」です。


身体拘束は精神科の病院で、はいかいや自殺などを防ぐために患者の体をベッドに固定する行為で、厚生労働省の調査では平成26年に全国で1万682人に行われ、10年間でおよそ2倍に増えています。


19日、都内で開かれた記者会見で杏林大学の長谷川利夫教授は身体拘束に使われる器具を示し「非常に強固な器具で身動きをとれなくすることは精神の治療に悪影響だ」と指摘しました。


会見にはことし5月に神奈川県内の病院で10日間身体拘束され、その後、転院先の病院で脳の障害で死亡したニュージーランド人の男性の母親も出席しました。

母親は病院に対し身体拘束と死因との関係について説明を求めているということで「拘束された息子は全く動けず、非常にショッキングな姿だった。

息子の最期は悲しいもので、縛らない医療を実現すべきだ」と訴えました。


そのうえで会は今後、国に対し長時間の身体拘束の禁止や目標値を設けて拘束を減らすよう病院に指導するなど厳格なルールを定めることを求めていく考えを示しました。




 

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