余命わずかな患者に最後の願いを!!! 病院の規則破った看護師の思いやり... 「#BucketList(#やりたいことリスト)」

デンマークの看護師たちが、75歳の男性の最後の望みを叶えるため、病院の規則を破った。

オーフス大学病院の医師たちは、カーステン・フレミング・ハンセンさんに、容態が悪化し手術ができないこと、大動脈瘤の内出血によりあと数日の命であることを告げた。

するとハンセンさんは、最後にやりたかったことを打ち明けた。

それは、夕日を眺めながら、外でタバコを吸い、冷たい白ワインを1杯飲みたい、という願いだった。

病院のFacebookアカウントからの投稿によると、4月4日、看護師たちはハンセンさんをベッドに載せたままバルコニーへ連れ出し、建物が定める厳格な禁煙の規則を破り、ハンセンさんに喫煙を許した。


ハンセンさんは壮大な夕日を楽しみ、親しい家族や友人に囲まれ、お酒をゆっくりと飲んだ。


「とても居心地の良い、リラックスした雰囲気でした」と、看護師の1人、リック・クビストさんは語った。

「もちろん、患者さんがもうすぐ亡くなるという事実に親族は失望し、悲しんでいました」

病院は7日、ハンセンさんが亡くなった直後、写真をシェアした。

投稿はすぐに拡散し、多くの人が看護師たちの思いやりある行動を称賛している。

2017年04月12日

余命4ヶ月の少女、最後の願いは「銃を撃ちたい」 警察官が夢を叶える

アメリカ・オハイオ州の警察官が、余命4カ月を宣告された白血病の少女アリッサ・エルキンスさんの「テーザー銃を撃ちたい」という願いを叶えた。

2015年に白血病を発症したアリッサさんは、骨髄移植を受け完全寛解の状態に到達したが、癌が再発。地元紙「コロンバス・ディスパッチ」によると、アリッサさんは2017年1月に余命4カ月と診断されたという。

余命宣告を受けたアリッサさんは「Bucket List(やりたいことリスト)」を作成した。

リストには「かわいい子犬を飼いたい」「ディズニー・ワールドに行きたい」といった願いの他に、「テーザー銃(遠距離対応型のスタンガン)で誰かを撃ちたい」という冗談混じりで書いた願いも並んでいた。

叔父のジェレミー・エルキンスら家族がアリッサさんの願いを叶える協力者を募っていたが、オハイオ州ニューアーク警察署がこの呼びかけに応じることを決めた。

1月29日、8人の警察官がアリッサさんや彼女の家族らを迎え、そのうちの一人ダグ・ブライン巡査部長がアリッサさんの願いを叶えるべく「テーザー銃を撃たれる役」を買って出た。

アリッサさんはテレビ局「WBNS TV」の取材に対して、「人を傷つけるのは嫌いだし、こんなに痛がらせてしまうなんて思っていなかった」と後悔を滲ませた。

一方で、自分の「死ぬまでにやりたいことリスト」を叶えるため大勢の人が協力してくれることに対して感謝の気持ちも述べている。

ブライン氏は「たった5秒間程度の苦しみでアリッサさんのような人の願いを叶えることができるなら、何が起きようと協力する価値があると思っている」と話している。


#グリーフワークの12段階

#悲嘆を乗り越える12の段階  #アルフォンスデーケン

人間が悲嘆を乗り越えていくまでの経過は、12の段階に分けられると言われています。

この12の段階を提言したのが、アルフォンス・デーケンです。


彼はドイツに生まれ、1959年に日本に来日しました。

癌の告知をしなかった時代に、「癌患者への告知は行うべきだ」という考えを、日本国内で唱え、生死学においては日本の代表的な人物です。


彼が提唱した12段階が以下のとおりです。

12段階の詳細


<第一段階>:精神的打撃と麻痺状態

愛する人の死という衝撃によって一時的に現実感覚が麻痺する。


<第二段階>:否認

感情、理性ともに、相手の死を否定する。


<第三段階>:パニック

身近な死に直面した恐怖による極度のパニック。


<第四段階>:怒りと不当感

不当な苦しみを負わされたという感情から強い怒りを感じる。


<第五段階>:敵意と妬み

周囲の人々や個人に対して、やり場のない思いを敵意としてぶつける。


<第六段階>:罪意識

悲嘆の行為を代表する反応で、過去の行いを悔やみ自分を責める。


<第七段階>:空想形成

空想や仮想の中で、まだ故人が生きているかのように思い込み、そのように振る舞う。


<第八段階>:孤独感と抑鬱

取り残されてしまったという孤独感で抑鬱状態になる。


<第九段階>:精神的混乱と無関心

日々の生活を見失った空虚さから、どうしていのかわからなくなる。


<第十段階>:あきらめ、受容

自分の置かれた状況を「明らか」に見つめ、勇気を持って現実に直面しようとする。


<第十一段階>:新しい希望、ユーモアと笑いの再構築

ユーモアと笑いは健康的な生活を送る上で欠かせないもので、この復活は悲嘆を乗り越えつつあるしるし。


<第十二段階>:立ち直りの段階 新しいアイデンティティの誕生

以前の自分に戻るのではなく、苦悩に満ちた悲嘆のプロセルを経て、より成熟した人格者として生まれ変わる。


この12の段階が、悲嘆のプロセスとされていますが、そのプロセスは前後することもあり、また同時に起こることもあり、さらには段階を飛び越える場合もあると言われています。

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