#終い方(4)... #火葬の副葬品でお柩(棺桶)に入れられる物&入れられない物... #棺桶の選び方... #戒名の相場...

ご遺体を火葬するする前に、お柩に入れてあげる思い出の品や、好物だった食べ物。

これを副葬品と言います。

副葬品の定番と言えば、「洋服・履物」・「食べ物」・「手紙・写真」・「趣味の物」などなど。

特に生前好んで着ていた物と、好きだった食べ物は、外せません。

しかしここで気を付けたいのが、その素材と迷信的な理由から避けたほうが良い物。



火葬の副葬品でお柩(棺桶)に入れられない物...


金属・ガラス・陶器

高温で溶け出すと、骨にへばり付き、ご遺骨を変色させる。

燃え残り、拾骨の障害となるなど、収骨の時間が伸びる。


◆ポイント

メガネや入れ歯などは、拾骨後、骨壷に入れて埋葬してあげるとよいでしょう。

服やバッグに付いた多少の金具ならOKの所が多い。


缶詰・蓋付の瓶やボトル・密閉容器全般

密閉されているものは爆発してご遺体や火葬窯の内部を損傷させる。

空気が抜けないボールなども破裂する恐れがあるので、野球のボールなどもNG。

当然ながらスプレー缶やライター、化学薬品等の危険物もNG


◆ポイント

密閉容器の場合、燃える素材のものであれば、蓋を緩めたり容器に穴を開けるなどしてから入れる。

ペットボトルなどは、1~2本なら目をつむってくれるところも多い。

瓶・缶入りの酒類などはペットボトルに移し替えて、入れてあげると良い。


書物・分厚い布団や衣類

燃え辛く、火葬に時間がかかる。

大量の灰が出て、拾骨の障害となる。


◆ホイント

書物はページを数箇所、内側に折込んでいき、空気が入りやすくする。

ただし紙類、並びに分厚い衣類は抑え目に。


果物

メロン・スイカ・オレンジ・りんご等

特に円形で水分の多いものは、燃焼の妨げとなり、火葬に時間がかかる。

燃え残る場合もあり、拾骨時に異臭を発することがある。


◆ポイント

入れる場合は、包丁を入れて2つ以上のピースに分けるのが理想。

殆どの葬儀で何かしら棺に入れてしまっているのが現状だが、どんな果物でも入れ過ぎないこと。

沢山の種類を入れたい場合は、スーパーなどに売っているカットフルーツの盛り合わせを使いましょう。


カーボン製品

釣竿・ラケット・クラブ等

電気窯の場合、ヒューズを飛ばして、炉を停止させる危険があるので、絶対にNG!


◆ポイント

副葬品用にロウなどで作られた模造品があります。

釣竿やラケット、ゴルフクラブなど、どうしても入れたい物がある場合は、葬儀屋さんに相談しましょう。


プラスチック

骨にへばり付き、ご遺骨を変色させる。

有毒ガスを発生させる。


◆ポイント

建前上は一切入れてはいけません。

しかし「CDケース」「プリンなどのカップ入りの食べ物」『ペットボトル』など、少量であれば入れてしまっているのが現状でしょう。


生きている人間の写真

意外と盲点なので注意が必要。

理由はあの世へ呼ばれてしまうとの迷信から。


◆ポイント

既に亡くなっている人はOK。

また呼ばれるのは人間だけとされている為、生きていてもペットの写真はOK。



尚、ペースメーカーや手術用ボルト・義足・義手などがある場合は、事前に火葬場に申告しておく必要があります。特にペースメーカーなどは取り出すわけにいかない上に、火葬中に破裂するので、火葬場の人間に心の準備をさせておく為です。

必ず葬儀屋さんに伝えておきましょう。

お棺に入れてあげた方が良い物

好物の食べ物、普段着、靴などの定番以外に、お棺に是非入れてあげて欲しい物を紹介します。


管理・処分に困る物

故人が残した手作りのもので、それを見ると思い出して辛くなる物。

着物などの手入れが大変な衣類。

改めて処分するとなると、供養などが必要になるぬいぐる、人形、経本、写経本など。

後々管理や処分が大変になる物は、なるべく入れてしまいましょう。


手紙

手紙は入れて良かったという意見を本当によく聞きます。

残されたご自身や家族の心の安定にも繋がるようです。

心のこもった手紙を書いて入れてあげましょう!

故人様もどんな副葬品より喜んでくれるはずです!



棺桶の選びの豆知識... 


棺桶の種類

組立式の棺(棺桶)|木製の棺(棺桶)|布張の棺(棺桶)|子供用の棺(棺桶)


棺の大きさ

棺のサイズは【尺】で表します。

【1尺】は約30cmとなります。

現在は【寸】【尺】などの単位はわかりにくいですよね?


死後硬直

お亡くなりになると死後硬直がはじまります。

足の部分、特にふくらはぎが硬直すると足のつま先が伸びて背伸びした状態になります。

そのため、お棺を選ぶ際は身長よりも10~15cmぐらい大きいもの選ぶことをお勧め致します。


副葬品について

ご家族からすると『故人と一緒に副葬品(故人の愛用の品等)を棺に入れてあげたい。』と思うのは必然です。

しかしながら、火葬作業中の事故や排煙公害、また焼骨に汚れが付着する等の事態を防ぐため、副葬品を極力棺の中に入れないようしましょう。


■ 爆発する恐れのあるもの

ペースメーカー・スプレー・ガスライター・電池等

■ 高熱を発するもの

ビニール・プラスチック製品・カーボンブラックを含む製品(釣竿・ゴルフクラブ)

■ 燃えないもの

ビン・缶・めがね・金属類等

■ その他

宝石・金・プラチナ等の貴金属 書籍等の紙類


 

棺桶の種類

組立式の棺(棺桶)|木製の棺(棺桶)|布張の棺(棺桶)|子供用の棺(棺桶) 


組立式の棺(棺桶)

■ 簡単に組み立てることができる棺(棺桶)です。

保管場所などの問題もなく、価格も非常に安く密葬・家族葬で一番使われる棺です。

⇒ 組立式の棺(棺桶)


木製の棺(棺桶)

■ 材質に桐素材を使った木製棺(棺桶)です。

格安棺から高級棺まで豊富な品揃え。

⇒ 木製の棺(棺桶)


布張の棺(棺桶)

■ 布張の棺(棺桶)です。

価格も非常に安く密葬・家族葬で人気の棺から高級刺繍(ししゅう)棺まで豊富な品揃え。

⇒ 布張の棺(棺桶)


子供用の棺(棺桶)

■ 子供用の棺(棺桶)です。

切断部位を火葬する際にも使われる棺です。



直葬・家族葬とは...


直葬とは

直葬|火葬式

通夜・葬儀などの儀式を行わないで、火葬のみでお見送りのお葬式のスタイル


家族葬とは

家族葬

ご家族や、ごく親しい友人だけで通夜・葬儀を行うスタイル


直葬・家族葬のメリット

特に信仰がない方は儀式などを行わないで済む

参列者を呼ばないので、故人のことだけを考えお見送りできる

高額な葬儀費用がかからない


直葬・家族葬で重要な事はお葬式の事前準備です。

一番重要なことは事前準備を、しっかりしておくことです!!


購入しておくもの

骨壷
骨壷カバー
風呂敷
棺桶
お骨上げ用箸


準備・調べておくこと

ご遺影用の写真
ご安置場所(お亡くなりになって、病院からご遺体をご安置する場所を決めておく)
    ※お亡くなりになってから24時間は火葬できません
ご安置場所までの導線(棺やストレッチャーが通るかどうか)

ご遺体の搬送手段(自分達で?寝台車・霊柩車で?)
火葬場の場所・料金・予約の仕方(各市町村役場によって棺の対応サイズや予約手続きに違いがあるため)


ご寺院・教会・神社の連絡先(儀式を行う場合)


お亡くなりになってからする事!

ご安置場所までの移動

ご自分達で移動する場合(ある程度の大きい自家用車)

寝台車・霊柩車

(各都道府県に全国霊柩自動車協会があります。⇒ http://www.09net.jp/pc/index.html )


ご安置場所についてからする事!


棺にご遺体を納める(お化粧・仏衣・ドライアイスなども)


通夜・葬儀の儀式をするならお寺・教会・神社の手配


火葬場の予約

死亡診断書を持って火葬許可証をもらう ※申請者の認印が必要

(各市町村役場で違いがございますが、24時間対応で手続きできるところが多い)


出棺


火葬

全国寺院の戒名料相場...

戒名のランクを選ぶ基準

基本的にお布施を多く出せば、高いランクの戒名をつけてもらうことができます。


つけてもらう戒名のランクは、次の基準で決めるのが一般的です。

・新たにお墓を建立して入る場合、自由に決めても良い

・ご先祖様と同じお墓に入る場合、ご先祖様より高いランクはつけない

・夫婦で同じお墓に入る場合、二人の戒名のランクをそろえる


予備知識として、戒名とは本来、お寺から檀家に向けての恩返しのようなものであり、寄進額や生前の寺との関わりの強さなどから、ランクの高い戒名を授与されていたことを知っておくと良いでしょう。

参考 葬儀案内人  https://www.sougisya-erabi.com/



バッハ「G線上のアリア」 Bach "Air on G String"


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