多死社会の新ビジネス(4)... #永代供養 #手元供養 #樹木葬 #海洋葬 ...
#永代供養とは、お墓を継ぐ家族がいない、独身で家族がいないというような場合、あるいは遺族が遠くに住んでいるとか、多忙で供養がおろそかになってしまうといった場合に、お寺や霊園に供養を肩代わりしてもらう方法です。
永代供養によくある誤解とは
「永代」の意味について誤解されていることがあります。
「永代」とは、「永久」と同じ意味ではありません。「永久」というと、果てしなく続いていくことを意味します。永久供養というと、ひたすら供養し続けるという意味になります。永代供養については、十三回忌・十七回忌・三十三回忌・五十回忌などの期間の供養を行うという意味で使用されています。
永代供養墓というと、必ず「合祀」になると考えている方がいらっしゃいます。
合祀墓とは、多くの方々を納骨することができるお墓です。確かに、合祀墓も永代供養墓の一つの形です。しかし、合祀墓ばかりではなく、墓地・個別墓に納骨する方法を採用している永代供養墓もあるのです。
「永代供養にするとお墓参りができない」と誤解されている方もいらっしゃいます。
永代供養墓には様々な形態があり、お気軽にお参りいただけるような形態のお墓もあります。個別墓の場合、一般のお墓と同じようにお墓参りをすることが可能です。永代供養付墓地についても、お墓参りが可能です。永代供養付墓地はお参りしやすい場所にお墓がほしいという方のご希望にも沿うものなので、永代供養にしたあともお墓参りをしていきたいという方に合ったお墓です。
もう一つ、永代供養に対する誤解としては、「永代供養の場合、改葬できない」ということです。
改葬とは、埋葬されているご遺骨を別のお墓に移して供養することです。
永代供養墓のニーズ
お墓のことで子供に迷惑をかけたくない。
元気なうちに、自分のお墓を決めたい。
お墓の承継者がいない。
お墓が守れない。
費用を安く抑えたい。
永代にわたって供養してもらいたい。
「#墓誌」という言葉を聞いたことがありますか。
これは一般に見られるお墓の横に置かれている、板のような石のことです。
お墓を管理する寺院の宗派によっては「#霊標」などと呼ぶこともありますね。
この石にはお墓に埋葬されている方の氏名や戒名、亡くなった年月日が刻まれています。
そう言われるとほとんどの方が一度は目にしたことがあるとおっしゃるのではないでしょうか。
これを作りお墓の横へ置くことで、後の世代へこのお墓にはどのような方が埋葬されているかを正確に伝え、家の歴史や先祖との繋がりを確認する役割を果たしています。
墓誌を置くスペースが無いお墓の場合には、墓誌に刻む代わりにお墓本体に刻むことで後の世代へ伝える役目を果たしています。
これまでの日本はこのようなお墓を先祖代々引き継ぐことがほとんどでしたが、生き方の多様化や少子化が進んだことなどによりお墓を引き継ぐ方が減り、家族や親戚といった血縁関係の無い方たちと共同で埋葬される #永代供養墓という新しいお墓が登場しています。
このようなお墓の場合には墓誌はどのようになっているのでしょうか。
またこれまでの日本のお墓では、埋葬される方が生前愛用していた品を副葬品として一緒に納めることが多々ありました。
これも永代供養墓の登場によってこれまでと同じように納めることが難しくなっています。永代供養墓ではどのような副葬品を一緒に納めることができるのでしょうか。
様々な工夫して墓誌を設けています
様々な工夫して墓誌を設けています 家族や親戚というような血縁関係の無い他の方と一緒に埋葬される永代供養墓でも、墓誌はどのような方がお墓に埋葬されているか正確に伝える方法として必要とされています。
これまでの日本のお墓とは違いたくさんの方と一緒に埋葬されることになりますから、その必要性はさらに高まっているともいえます。
そんな永代供養墓での墓誌の設置方法としては、一枚の墓誌に埋葬されている方の氏名や戒名を刻み、お墓のあるスペースの入り口などへ設置する方法をとる寺院が最も多く見受けられます。
その他には氏名や戒名を刻んだ小石碑や小石塔を、永代供養墓の周囲に設置する方法をとる寺院もあります。
個人墓や夫婦墓のような永代供養墓では、小さい石板に氏名や戒名を刻んでお墓のそばへ置いたりお墓本体に刻んだりすることもあるようです。
また墓誌を設けるスペースが無い永代供養墓の場合には #過去帳 を用意し、これに氏名や戒名などを記載することで墓誌の代わりとしています。
このように永代供養墓であっても墓誌の必要性は変わらないどころかさらに高まっていて、永代供養墓を扱う寺院では様々な工夫をして墓誌または墓誌の代わりになるものを設けています。
ちなみに永代供養墓の墓誌に刻まれるのは氏名や戒名、亡くなった年月日がほとんどですが、近年では亡くなった方やその家族などが希望する言葉を刻むことができる墓誌も登場しています。
墓誌を利用して後の世代に伝える情報は、これからは言葉なども利用した、より豊かなものとなるかもしれません。
永代供養墓に副葬品はどのようなものが入れられますか
日本の一般的なお墓では昔から亡くなった方を埋葬する際に、原則としては禁止されていますが、埋葬される方が愛用していた様々な品を副葬品として一緒に埋葬することが行われていました。
これは先祖代々、家族や血縁者といった限られた方だけが埋葬されるお墓であることから、お墓のスペースに余裕があり可能となっていたことです。
生き方の多様化や少子化を反映して登場した永代供養墓では、利用できるお墓のスペースが限られていることから、一般的なお墓と同じような副葬品を一緒に埋葬することは難しくなっています。
それでは永代供養墓にはどのような副葬品を一緒に埋葬できるのでしょうか。
管理する寺院によって違いはありますが、指輪やネックレスなどのような骨壺に遺骨と共に納められるものは、永代供養墓でも副葬品として認められることが多いようです。
さらに骨壺に入らない大きさの副葬品でも、カロートと呼ばれるお墓の内部スペースに余裕があれば、腐敗物や危険物でなければ認められることがあるようです。
こうしたことから副葬品についての扱いは、大きさやスペースによる制限を除いては、これまで一般的だったお墓と同じ扱いで、同じ副葬品を入れられる場合が多いということができます。
永代供養墓チェック項目 <20項目の内容>
1 供養してくれる期間は何年か、供養期間は選べるのか
2 供養の方法は(年何回か、決まった宗派のものかなど)
3 供養期間が過ぎたら遺骨はどうなるのか
4 一体用か、家族が一緒に入ることはできるのか
5 遺骨の埋葬方法と管理の仕方は
6 費用や料金についてすべて納得したか
7 宗教・宗旨・宗派の制限はあるのか
8 檀家になることや、戒名を付けることが条件になっているのか
9 金額に含まれるもの、含まれないものが明確になっているか
10 管理料は一括支払いなのか、年間管理費(生前など)が別にかかるのか
11 身寄りがない場合、遺骨はどのように引取られるのか
(生前契約システムなどが利用できるか)
12 お参りはどのようにできるのか
(遺骨を前に拝めるのか、 離れたところでするのか、共同の祭祀箇所が決められているのか)
13 生前に申し込みはできるのか
14 ローンや分割払いは利用できるのか
15 税金問題や法律問題はすべてクリアしたか
16 戒名は付けてもらえるのか
17 墓誌や副葬品の扱い方については調べたか
18 永代供養墓付き自由墓地や個別墓、家族墓、夫婦墓も選べるのか
19 その寺院の下見やご住職に会って話をしたか
20 段差のないバリアフリーか
安心な生前申し込み
永代供養墓は生前のうちに申し込むことができます。
自分で決めるのですから、もっとも安心な手段となります。
独居老人も増えている時代ですから、生前の申し込みも増加しているようです。
希望に合う施設が見つかったら、折を見て申し込み、費用を払ってしまえば「 #永代供養墓使用証書 」を受け取ることができます。
証書は施設によって名称が違うこともありますが、永代供養墓を利用する権利証という意味で同じです。
生前に家族や知人に指示しておけば安心ですが、できないときは急な事態に備えて、証書を死後誰でも見つけやすい場所に保管しておき、遺言や手紙という形で自分の意思が伝わるようにしておくのが良いでしょう。
生前の申し込みの場合、納骨されるまでの間に年会費などを払うのが普通です。
今では多くの業界が永代供養ビジネスに参入していて、各施設のサービスも充実しています。
選ぶ際は目移りするでしょうが、やはり本業である寺院が経営する施設が、比較的トラブルの少ないものになると思われます。
寺院は基本的に檀家や利用者を大切にするものですから、失敗があまりないようです。
ただし、お寺にもいろいろと宗派や方針がありますし、中には相場の判断しにくいことを利用して、法外な費用を要求するお寺もないことはありません。
永代供養については、相談に応じてくれる団体もありますので、不安なときは尋ねてみるのも、無難な方法ではないでしょうか。
永代供養にかかる費用
墓参、供養の負担を軽くしてくれる永代供養は、全国的に広まり当たり前のものとなっています。
供養は怠ってはいけないと思いつつも、なかなかまめにできないということもあり、普段の供養をお寺や霊園に任せられる永代供養は非常に便利と言えるでしょう。
供物を購入する、献花の花や焼香の線香を買うなど、供養にはいくらかのお金もかかりますから、それを代行してもらう永代供養にもそれなりの費用は支払わなくてはなりません。
ではどれくらいなのか、という質問に対しては、施設ごとに変わりますとしか答えられません。
だいたいの目安として50万円前後と言われていますが、供養の仕方、納骨費用、供養の期間などにより、かなり差があるものなのです。
なにしろ永久の眠りに関することなので、いい加減で済ませてしまうわけにはいかず、安いからいいというのも一概に言えないのが永代供養の世界なのです。
誰だって良い環境に埋葬されたいと願いますから、料金の仕組みなどをよく知っておき、その上で経済力と合わせて考えることが、不満のない永代供養施設を見つけるコツとなるわけです。
一般のお墓との違い
一般のお墓との違い 永代供養は一般のお墓とは埋葬の形が違います。
料金のほうもだいぶ格安にすることができるのも魅力の一つとなっています。
まず一般のお墓の場合、墓地の永代使用料と墓石の購入・製作費で200万円ほどがかかります。
その他諸費用などもあって、かなりの大金が必要となります。
その後も断続的に遺族自身が管理してゆくことになり、寺院ですとその檀家となっていなければならないという条件が付くこともあります。
一方の永代供養は個人所有のお墓ではありませんので、最初に永代供養料、墓地使用料、納骨者の名前を墓誌に彫る刻字料などを支払えば、あとはお金のかからないことが多いようです。
供養の大変さから解放される上に、経済面でも負担を抑えられる利点があるのです。
その最大の理由は、合同墓であるということになります。
供養を大勢の人とまとめてできるので、安くすることができるわけです。
ただし、条件によっては年に数千円くらいの費用がかかることもあります。
また、故人の命日や回忌といった個人的な供養をする場合、その都度追加の料金がかかるということも覚えておきましょう。
そうした追加分を加えても、一般のお墓よりは安価で埋葬できると言えます。
しかし、施設によって料金のバラつきが多いという特徴もあり、利用者はいろいろな部分を考慮しながら、しっかりと吟味する必要があるのです。
永代供養の料金体系
永代供養の料金は相場のわかりにくいところがあります。
元々が埋葬や供養という心情的な割合の強いものであり、価値が人それぞれというのが最大の原因となっているようです。
いろいろな施設の料金を調べてみると、5万円を切るところもあれば、300万円以上というものもあります。
これらの金額を決めているのは、寺院の格式、民間か公営か、納骨堂のタイプや立地、供養内容、供養期間などです。
名刹での永代供養は高額で、公営は安い。
景勝地の施設は高く、納骨堂の規模が小さければ安価、というような傾向があるようです。
さらに、納骨スペースの広さだったり、夫婦で一緒に祀られるプラン、改葬して両親や家族全員でまとめてもらえるプランなどがあり、料金体系は複雑です。
そのような状態なので、相場を出すことは簡単ではないのですが、平均的なところで見ると、だいたい一体30万円から80万円というのが多く、その間の50万円くらいが相場と見て間違いはないでしょう。
とは言え、それらの価値判断も人によりけりなので、料金の高低は二の次として、納骨方法の好みや寺院・住職の考え方などを鑑みて、やはり自分自身で選び抜き、良いと思うことが一番なのです。
今では生前に申し込む人も多くおり、その際年会費や護持会費というものをいくらか支払ってということもあります。不明な点はお寺や霊園に直接確認してみるのも良いでしょう。
料金を気にしすぎないこと
永代供養には数多くの形式があり、それらの組み合わせで料金に差が出ることは理解されたと思います。
また、価値の決めにくいものですから、金額には施設で差があり、プランごとで変わります。
きちんと施設に確認したうえで、利用するかどうかを決めなければなりません。
せっかく永代供養で落ち着けた後になって、お金のことで悩まされては台無しです。
しっかりと考えて、不必要なトラブルは避けたいものです。
他のものとは違い、故人に対する供養は、金額が大きいからといって無条件に良いとは限りません。
料金が気になるのは当然ですが、それは最重要のことではないと考えるほうがいいのです。
納骨されるのに落ち着いた環境で、心のこもった供養をしてくれて、時々は残された家族が訪れられるくらいの程よい距離にあることが大切です。
まずはそのような墓所を探し、それから料金面を気にするのが上手な選び方になります。
供養方法や供養期間
永代供養は読んで字のごとく「永代に渡り供養してゆく」ということですが、多くの場合二つのタイプの納骨方法があります。
一つは #納骨堂 と呼ばれるものです。
元々、遺骨の保管所として昔からあったものですが、永代供養の考え方が広く知られるようになってからは、恒久的な供養の施設としてその意味合いが変化したものです。
これにはロッカー型や棚型、仏壇型などいくつかのスタイルがあり、基本的に遺骨が個別に安置されています。
こうした納骨堂に置かれる間は維持費がかかることが多いようです。
ここに一回忌、三回忌、十七回忌、三十三回忌といった期間祀ってもらうのです。
この期間はだいたい利用者側の要望で決められ、維持費を払っているうちはかなり長期に納骨堂に置いてもらうこともできます。
もう一つは #合同墓 とよばれるもので、こちらは個別に納骨されるのではなく、大勢の人とまとめて一つの大きなお墓に入るという形です。
維持費のほうはかからないことが多いようです。
納骨堂から決められた供養期間の終わった遺骨が移され、多くの遺骨とともに合祀されるという場合もあります。
供養は春と秋の彼岸、夏のお盆など、年に数回合同法要が行われます。
読経や献花や焼香が行われ、供物が捧げられます。
これらも施設によって若干の違いがあり、戒名をつけてくれるとか、塔婆を立ててくれるとか、特色があるようです。
こうした種類の多さは埋葬の多様化により、お寺や霊園が競合している結果なのです。
宗派の問題はあるのか
宗派の問題はあるのか お墓に関しては、故人の宗教が重要となります。
日本は仏教徒が圧倒的に多いのですが、仏教でも宗派がいくつかあり、埋葬や供養の仕方にも差異があるものです。
永代供養を行っている施設は、ほとんどが宗教、宗派、宗旨を問題にしていません。
極端な話、キリスト教徒でもイスラム教徒でも納骨することが可能です。
運営している寺院の宗派に改宗するとか、檀家になることやお布施・寄付金を強要されることもありません。
しかし、供養の仕方はそれぞれの施設で決まっています。
利用者が施設を経営する寺院の宗派とは違っても、その寺院の宗派の法儀以外のことはしてくれません。
他宗教・他宗派の法要も許可されないのが普通です。
日本人の多くは、それほど宗派を気にしてはいないので、どこでも基本的な供養をしてもらえるでしょうが、信仰心の強い方が利用するときは、施設の宗派にも気を配ったほうが良さそうです。
信じる宗派と別な法要で祀られても、供養の意味がありません。
ちなみに、 #その寺院の檀家さんだけが利用できる施設というのもあります。
檀家同士は同じ宗派を信仰し、顔馴染みであることが多いものですから、親しい仲間たちと合祀してもらえるということで、人気もあるようです。
檀家ではなくても、仏教であるならどの宗派でも永代供養を行う施設を持っていますから、宗教的な希望のために選択で困るということはないはずです。
「埋葬」と「納骨」の違い
家族の誰かが亡くなってしまったら・・・遺族はその亡骸を埋葬しなくてはなりません。
一般的に「埋葬」という言葉がよく使用されますが、同じような意味合いで「納骨」という言葉も聞きます。
これらは混同されやすいのですが、厳密には意味が違います。
「埋葬」はご遺体をお墓に葬るということで、外国などで行われている土葬でも「埋葬」です。
対して、火葬文化の日本ではご遺体を #荼毘(#だび)に付し、遺骨を骨壺に入れて安置します。
骨壺をお寺、霊園などに納めるのが「納骨」ということなのです。
納骨されたものをお墓や合同の納骨堂に置くことが埋葬ですから、これらは意味合いが違うものといっても、ほとんどが同時にされるものなので、同意とされがちになっているわけなのです。
ただし、遺族にとっては遺骨がどのような形式で安置されているのかは、決して軽く考えていいものではありません。
これからの供養の仕方。
いつかは供養する者もいなくなり、いわゆる #無縁仏となってしまうことを避けることも考えなければなりません。
ですから「埋葬」と「納骨」の違いを把握し、安置のされ方にはどのような種類があるのかの知識を、簡単にでも知っておかなければならないのです。
なぜ埋葬の知識が必要なのか
盆や彼岸、故人の命日などに行われる墓参ですが、遺族も生活に追われ忙しい日々を送っていることでしょうから、なかなか普段から供養について考えたり、行動したりすることが現代では難しくなっています。
遺族がしっかりと管理するのが理想ですが、現実的な部分で困難なことが多いのです。
そのような事情からお寺や霊園に供養をお願いする「永代供養」も珍しくはありません。
これは悪く言ってしまえば「本来は自分がやるべき供養を丸投げしている」とも取られます。
もちろん、お寺も霊園も誠意を持って供養してくれるのですが、やはり少々後ろ暗いような気持ちになるものです。
とは言え、供養がおろそかになるよりはずっといい埋葬と言えます。
遺骨とはいえ、やはり故人の魂が宿るものと考えれば、どのような形で納骨・埋葬されるのか、あるいはされているのか。
それらに無関心というのは好ましいことではありません。
自分の住む街の近くに改葬したいと考えることもあるでしょうし、自分たちの家族も将来は一緒に入れるお墓へと新築することもあるでしょう。
そうした際にも納骨・埋葬がどうなっているのか知っておくことは大切です。
故人だけの問題ではなく、いつかは生きている自分にも降りかかってくる問題ですので、具体的なことを知っておくのは必要なことなのです。
現代主流となっている永代供養
一般的な埋葬は「墓に入る」です。骨壺をお墓に納骨する埋葬です。
桐箱に入れた骨壺、または骨壺だけを、お墓の下にある納骨室(カロート)に納めます。
亡くなった人を土に還すという考え方に基づいた埋葬方法で、これまでは家族、親せきの単位で一つのお墓に納骨されるのが普通でした。
しかし、供養もままならないということもあり、お寺や霊園に多くを任せてしまう永代供養が主流になってきているようです。
永代供養も基本的には同じですが、それぞれの施設で納骨される合同墓地に違いがあります。
屋外の納骨壇や納骨塔に納められる施設や、屋内の霊廟やロッカー型の納骨堂に納める施設と、さまざまです。
また、三回忌や三十三回忌というように期限を決めて、最初は普通のお墓に納骨されていたものを、期限がきたら合祀して永代に供養されるといったスタイルもあります。
永代供養墓付墓地・個別墓に安置してからの流れと納骨方法
例に取り上げるのは、永代供養墓付墓地・個別墓を選択した場合の流れです。
お寺を選ぶときに、供養についてしっかりと住職と相談します。
寺院がご遺骨をお預かりし、墓地・個別墓にて個別に安置します。
通常知られているようなお墓と同じように、住職がお墓の管理とともに手厚い供養を行います。
一定期間が経過すると、通常の永代供養墓に移し、引き続き供養を行います。
永代供養墓はお墓参りができないという誤解がありますが、そんなことはございません。
朝から日没まで、365日いつでも自由にお墓参りすることが可能です。
折に触れてお墓参りに行きたいという方のご希望も叶えられます。
永代供養墓の納骨について、もう少し詳しくご説明して参ります。
納骨方法は、上記にご紹介した以外にも、いくつかの方法があります。
先ほどご紹介した例では、一定期間墓地・個別墓で安置したあとに合祀するという流れ以外に、最初からご遺骨を骨壷から出して合祀するという納骨方法があります。
一定期間安置する場合でも、この期間は寺院によって様々です。
3回忌で合祀することもあれば、50回忌で合祀することもあります。
また、最初にご遺骨を分骨して、一部を安置して残りのご遺骨を合祀するという納骨方法があります。
安置したご遺骨については、一定期間または永代に渡って安置されます。
納骨から安置までの流れについてご希望がある場合は、寺院にきちんと伝え、寺院の話を聞くことが大切です。
ご遺骨を納骨・安置したあとの供養について
ご遺骨を納骨・安置したあとの、寺院による供養についてもう少し詳しくご説明して参ります。
供養のタイミングについては、お寺によってまちまちです。
毎年の春彼岸・お盆・秋彼岸に合同供養を行うところがあれば、年に1回あるいは毎月供養を行うところがあります。
彼岸とは、悟りの世界のことを意味します。
彼岸にぼた餅を備えて頂く習慣が見られることもあるでしょう。
春彼岸とは、春分の日を中日として、前後3日間を合わせた7日間のことです。
この期間に執り行われる仏事のことも指します。
中日の前3日間は彼岸の入りといい、後3日間は彼岸の明けといって、悟りの境地に達するために必要な期間です。
この前後3日間に六波羅蜜を1日1つずつ修めると考えられています。
中間の彼岸の中日にお墓参りをし、ご先祖様に感謝します。
秋の彼岸も考え方は同じで、秋分の日を中日として考えます。
永代供養墓も、この彼岸のときに供養が行われることがあります。
お盆は、ご先祖様が浄土から地上に戻ってくると考えられている期間で、ご先祖様の精霊をお迎えして供養します。
お盆の期間は地域によって異なり、7月15日を中心に考えるところもあれば8月15日を中心に考えるところもあります。
このお盆もまた、永代供養墓について供養が行われることがあります。
永代供養墓について、毎年祥月命日も供養を行う寺院もあります。
祥月命日とは、故人がお亡くなりになった月日と同じ月日のことです。
例えば6月1日にお亡くなりになった場合、毎年6月1日が祥月命日となります。
月命日は毎月1日となります。
寺院のなかには、永代供養墓について回忌供養を行うところもあります。
以上のように、お墓参りのタイミングとしても知られている節目に合わせて供養を行う寺院がほとんどです。
どのくらい供養をしてもらいたいかということもまた、永代供養墓を申し込む時に確認しておきましょう。
永代供養墓のお墓参りをしたいという方も、ここまでご紹介した節目を参考にお参りしてみてはいかがでしょうか。
もちろん、節目以外にも、いつお墓参りをしてもかまいません。
永代供養墓は寺院によって供養と管理がしっかりと行われており、お墓参りをすることもできるのです。
「#墓じまい...」
STEP1 お見積り依頼
STEP2 ご自宅 または 社にてお打ち合わせ
STEP3 現地の調査(または立ち会い)
STEP4 お見積りのご確認・お申込み
STEP5 現墓地管理者へ改葬の意思を示す
STEP6 改葬先の墓地の確保
STEP7 改葬先より受入証明書の発行
STEP8 現墓地の市町村役場より改葬許可申請書受取
STEP9 現墓地管理者より埋葬証明書の発行
STEP10 現墓地の市町村役場より改葬許可証の発行
STEP11 ご遺骨の取出し(出骨)
STEP12 ご遺骨の移動
STEP13 新しいお墓へご納骨 または 散骨
子供の負担になる先祖代々守ってきた墓や仏壇の処分方法は?
2014.10.20
親の思い出の品、墓や仏壇、不用になった本や洋服、そして誰も住まなくなった家、それらをどう処分するか…
「親の家の片付け」が子供たちを悩ませている。
まだまだ先のことと思っていても、気づいた時には片付ける気力も体力も衰えているかもしれない。 主婦のA子さん(47才)が言う。
「うちは娘がふたり。いずれは嫁に行ってしまいます。墓参りや掃除など、負担になるのではないか。家にある仏壇はどうすればいいのかと今から気になっています」
そうA子さんが悩むように、墓は維持費がかかることはもちろん、実家から離れて暮らす娘や息子にとって墓参りや手入れなど管理する手間も重くのしかかる。
葬儀・お墓コンサルタントの吉川美津子さんは「今からしっかり子供と話し合っておくことが重要」だとアドバイスする。
「墓の名義を引き継ぐ際に、高くて1万~2万円くらいの名義変更手数料が必要になります。そして毎年必要になるのが墓地の共有部分を管理するための費用、管理費です。
墓地の種類にもよりますが数千~3万円ほどかかります。
それらの負担が重いのでお墓を処分したいと思っても、ただ石を撤去するというわけにいきません。
中に入っている遺骨を取り出して行先をどうするか決めなければならない。
自分たちの先祖だけではなく、一緒に親戚のお骨が入っていることがあるので、その場合は親戚の遺族の意見も聞かなければトラブルになりかねません。
合葬墓(共同埋蔵墓地)に入れてもらう、散骨するなどの方法があるので、お寺に相談するとよいでしょう。
遠くに住んでいると親戚と話し合うのも大変です。
残された子供たちは親戚との縁がなくなってしまっていることが少なくないため、縁がつながっている親世代がやっておくことをおすすめします」
また、お墓と並んで処分に困るのが、引き取り手がいなくなってしまった仏壇だ。
「仏壇は粗大ゴミとして処分できます。
ゴミとして処理するのに抵抗があるかたは、仏壇店や菩提寺に処分をお願いすることもできる。
宗派によっては『魂抜き』の儀式が必要なことがあるので、相談しましょう。
法要の金額はお寺によって幅がありますが、高くても10万円くらいと考えてください」(吉川さん)
手元供養とは
亡くなった方をいつも身近に感じたい、いつも近くにいて見守って欲しい。
大切な人を亡くされたご家族の正直な気持ちではないでしょうか。
もちろん、古来から日本人は、お墓参りをしたり、仏壇に手を合わせたりすることで昔から日本人は故人を身近に感じていました。
でも、現代の生活スタイルが変化するにつれて、それが適わない、それでは満足できないという方が増えています。
例えば、こんな想いを持つ方が年々増加しています。
樹木や花を墓標に、自然へと還る「樹木葬...」
樹木葬(自然葬)
ご予算の目安 おひとり様 18万9千円~
樹木や花を墓標に、自然へと還る「樹木葬」
樹木葬とは、墓石ではなく樹木や花を墓標にしてご遺骨を埋葬する葬送方法です。
骨が自然に還る「自然葬」の一種であり、自然志向の方々から支持を集めています。
また樹木葬は、宗教に縛られず、継承者もいらず、墓石を要する埋葬よりも低価格。
時代に合った、新しいお墓のスタイルです。
一般的な樹木葬には、里山の中に埋葬する「#里山型」と、霊園内の区画分けされた場所に埋葬する「#公園型」の2種類があります。
双方にメリットはありますが、定期的に管理料がかかることや、交通の便が悪い立地になることなど、共通のデメリットもあります。
メリット
・「最後は自然に還りたい」という思いが叶えられる
・お墓を立てないので低コストで済む
デメリット
・墓標代わりに樹木を植えるため、管理料がかかる
・どこに埋葬したか分かりづらい
・交通の便が悪いところが多い
海へと還る「#海洋葬...」
海洋葬
ご予算の目安 おひとり様 21万6千円~
海洋葬とは、故人の好きな海へ散骨する葬送方法です。
ご遺骨を海へと還す「自然葬」の一種であり、自然志向の方々から支持を集めています。
また海洋葬は、宗教に縛られず、継承者もいらず、墓石を要する埋葬よりも低価格。
時代に合った、新しいお墓のスタイルです。
一般的な海洋葬は、海に散骨するので墓石は必要なく費用も低価格です。
散骨後は「お墓参りをする場所がない」「海でお墓参りするには船をチャーターする費用がかかる」「改葬できない」などデメリットもあります。
墓石代・管理費がかからない
必要な費用を支払うのは最初のみ。
その後は、毎年の管理費などを払う必要は一切ありません。
また、永代供養墓は基本的に合祀となるため 墓石代もかかりません。(他の人と一緒に納骨されることを気にされる方はお一人さまやご家族・ご夫婦さま向けのプランもございます。別途ご相談ください)
改葬もできます
分骨した遺骨を寺院に納骨するため、改葬や墓じまいもすることができます。
永代供養付海洋葬のメリット!!!
墓石工事や土地代が不要なため安価で行える。
自然に還りたいと思う意思を尊重できる。
墓守や後継者が必要ない。
管理費などが掛らない。
万が一の時改葬や引っ越しも出来る法要施設や供養なども寺院で行える。
いつでもお墓参りに行ける。
郵送書類
海洋葬申込書一式(海洋葬申込書・乗船申込書及び規約・海洋散骨葬同意書)
散骨証明書
散骨写真(委託海洋葬のみ)
後見人の「お見送り」
死後事務処理の実態
被後見人様の死亡により後見は終了するため、後見人様には葬儀や埋葬の義務はないとされています。
しかし、現実問題として下記事由により、第三者後見人様が葬儀・埋葬をせざるを得ない状況も起こっています。
認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力が不十分な方々を保護し、支援する成年後見制度に基づき、不動産や預貯金などの財産管理や、介護や身のまわりの世話のために必要なサービス、施設入所の契約手続き、遺産分割の協議などを行うことが困難になった場合、親族や弁護士・司法書士などの専門家が、任意契約または家庭裁判所の選任のうえで後見人となります。
相続人と連絡が取れない
相続人から遺体の引き取りを拒否された
相続人が高齢・遠方などの理由で、葬儀の事務を任された
被後見人に身寄りがなく、病院から遺体の引き取りを催促されるが、行政に要請しても時間がかかり、埒が明かない
死後事務委任契約により、葬儀や埋葬に関する事務を任された
加速する少子高齢化、家族制度の崩壊が叫ばれる昨今、このようなケースは一層増加していくと予測されます。
生活保護葬のご案内...
生活保護受給者の方は、市区町村より #葬祭扶助(葬祭費)で葬儀費用の受給ができます。
ですので、実際は自己負担無しで、ご葬儀が行えます。
- 葬祭扶助(葬祭費)の支給対象 -
死亡診断書作成料
搬送料
葬儀用品(棺、骨壷、消耗品など)
火葬料金
ドライアイス代
ある日突然「孤独死者の遺族」に!!!
その時あなたはどうする?
「生活保護世帯や、行旅死亡人といった方のご葬儀を行政から承ることが、近年非常に増えてきておりますが、そのなかにも孤独死といった単身で亡くなられた方のご遺体をお預かりすることが増えてきたように実感しております」
2017.04.11
そう語るのは、首都圏に自社式場を展開する葬儀社、東京葬祭の尾上正幸氏だ。
同社では首都圏に60を超える霊安設備を準備しており、自宅に安置ができないという遺族のニーズに対応しているが、年末年始などは、その要望に対して施設が足りないということもあるという。
葬儀社の霊安室は通常、一般の葬儀で自宅に遺体を安置できないという人のためにあるが、安置から身内の特定まで時間を要する孤独死者への対応により、一般の葬儀の要望にも影響が出てきているというのだ。
その一方で、ある日突然「孤独死者の遺族」となる場合も増えている。
孤独死が起こると、警察はほとんどの場合で親族を突き止める。
ある日突然、会ったこともない親類が孤独死したことを警察から告げられ、葬儀や納骨の費用を負担しなくてはならず、困惑、困窮するといった事例もある。
「一人で亡くなった方のご葬儀を誰がやるのかというと、兄弟姉妹ならまだいいほう。
最近では、葬儀を甥っ子姪っ子や、かなり遠縁の方がされることも増えてきていて、当事者が葬儀を精神的にも金銭的にも負担だと感じるケースもあります。
子供の頃に会ったきりの遠方のおじちゃんが孤独死したと警察から連絡が来て、結局、葬儀費用の負担を拒否した方もいます」
こうした孤独死者の葬儀は、火葬のみという簡素なものが多い。
自ら孤独を選択し、孤独死する覚悟ができている人には好都合のようだが、尾上氏はこう提言する。
「葬儀の形態が簡素になったとしても、誰の手も借りずに葬られる人はいません。死後はその人の意思で物事は動かせないんです。少なくともその後を託せる人間関係や縁を繋げておくことが大切です」
“NPO法人終の棲家なき遺骨を救う会”
400年の歴史ある真宗大谷派南春寺境内の中で、“ついのすみかの永代供養墓”第一弾となる有縁塔を皆様に提供する事となりました。
“NPO法人終の棲家(ついのすみか)なき遺骨を救う会”では自宅で供養されずに放置されてるご遺骨、いわゆる漂流遺骨の行き場として共同墓地を用意する事が社会の為になる。
そんな当NPOの趣旨を実現するために考えたのが“ついのすみかの永代供養墓”です。
現代社会において、お墓に埋葬されないご遺骨について、さまざまな理由が聞かれます。
「お墓は高くて買えない」「お参りできない遠くの墓はイヤ」「お寺のお付き合いはちょっと・・・」「主人と一緒に入るのはいや」などの意見がそれです。
その結果、埋葬のタイミングを外してしまい、ご遺骨が自宅で眠ってしまうことが多くなってきています。
そのほかにも、「独居老人問題」「晩婚少子化問題」「生活保護世帯増加問題」などによって死んだあとの事を心配している人も増加しています。
それらの心配する声を受け止め、「誰でも死んだらお墓に入る」、このあたりまえな事を実現したいというのが“NPO法人終の棲家なき遺骨を救う会”が執り行う共同墓地“ついのすみかの永代供養墓”の主な活動の趣旨です。
尚、当NPOの活動は国民の税金を使ってではなく、東京都新宿区弁天町にある真宗大谷派/南春寺のご住職のご好意とその協賛によって実現できました。
南春寺への納骨は、「直接持参」「迎骨」「送骨」の3通りです。
ここでは、南春寺へ納骨される方法を紹介いたします。
当NPOでは、色んなご事情に対応して納骨する事ができるようになっておりますので、以下の説明を参考にして頂くようお願い致します。
特に「送骨」については近年注目の納骨方法で、「生前予約」と合わせて多くの方が利用されています。
ご遺骨は南春寺本堂にて安置され、数日間の読経による供養の後、「有縁塔」に埋葬されます。故人のお名前は南春寺の過去帳に記入されます。
南春寺本堂で一定期間供養したのち、ご遺骨は骨壺から取り出し永代供養墓・有縁塔に埋葬(合祀)いたします。(尚、合祀された後は、遺骨はお戻しできません)
有縁塔(永代供養墓)に埋葬された後も、南春寺住職による供養は毎日行なわれます。
永きに亘って供養されます。永代供養料や管理費も一切必要ありません。合祀後も有縁塔には自由にお参り可能となっています。
法要などを執り行う個室もございます。
遺骨の「#送骨サービス」
申込は 4年間で数千件に到達...
DATE:2017.04.15
話題書『#無葬社会』の著者で浄土宗僧侶でもある鵜飼秀徳氏がいう。
「きちんと地縁や血縁に根ざした供養を受けられず、誰にも見送られず、宗教的な弔いもなく送られていく。そういうケースが、年々増えています。それを私は“無葬社会”と呼んでいます」
葬送をめぐる実態の深刻さは、こんなニュースにも表われている。
2015年4月、東京都練馬区のスーパーの屋外トイレで人の頭蓋骨が発見された。
骨は焼かれた状態で、洋式便座の中に転がっていたという。
「骨を捨ててしまう事件は後を絶ちません。遺棄される場所でとくに多いのは、電車内です。網棚に骨壺を乗せ、置き忘れたフリをして去っていく。近年、骨壺は警察に届けられる遺失物、拾得物の定番になっている」(鵜飼氏)
兵庫・大阪・京都の2府1県における遺骨の拾得物は10~15年で少なくとも91件にのぼり、うち69件、76%が所有者が不明だと報じられた。
お骨をどうするか。
そんな悩みに応えるために、NPO法人「終の棲家なき遺骨を救う会」が2013年4月にスタートさせたのが、「送骨サービス」、通称“ゆうパック送骨”である。
申し込むと、3万円の代金引き換えで「送骨セット」が送られてくる。
骨を入れた骨壺の蓋をガムテープで固定して桐箱に入れるなどし、火葬証明書と埋葬承諾書とともに段ボール箱に入れて送る。
すると、「終の棲家なき遺骨を救う会」にお墓を開放している南春寺(東京・新宿)に埋葬され、永代供養してもらえるという仕組みだ。
同会理事長の柿崎裕治氏が説明する。
「火葬場からお骨を持って帰宅し、そのまま何年もご遺骨を自宅に置いているという人が少なくありません。一説によると100万人分のご遺骨が自宅に眠っているともいわれています。
新しくお墓を建てようにもお金もない。
そうした方のための埋葬支援としてこの方法を考えました。
3万円の永代供養の申し込みは、この4年間で数千件。こちらからお骨を取りにうかがう迎骨(手数料別)もやっています」
ゆうパックで南春寺に送られてきた遺骨は、1週間分をまとめて僧侶が供養してから、永代供養墓である「有縁塔」に埋葬される。
「骨壺からお骨を取り出して塔の内側のカロート(納骨室)に撒いていきます」(柿崎氏)
さらには「骨も残さない」という選択肢すら出てくる可能性がある。
欧米では1200度以上の高い温度の炉で遺体を焼いて、骨が灰になるまで焼き切ることも多い。
「都心部を中心に、遺骨を焼き切って引き取りの必要がない状態にしてほしい、といったニーズも出てきています。火葬場に遺灰がある程度溜まったら、僧侶がお経を上げて埋葬してくれればいい。そんなスタイルがこれから主流になるかもしれません」(前出・鵜飼氏)
メモリアルパーククラウド御殿山
LEE HI - "한숨 (BREATHE)" M/V
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