#民生委員の26%が社会的孤立に対応!!! #認知症 #ひきこもり… 本人の課題は複雑

#全国民生委員児童委員連合会が今月12日に公表した調査の結果

何らかの困難を抱えていて社会的に孤立している人の支援を担っている民生委員が、全体の26.6%を占めると報告されている。

支援を受けた人の状態は認知症やひきこもりなど様々。

地域で直面している課題の複雑さが改めて浮き彫りになった形で、こうした傾向は今後さらに強まっていくとみられる。

2017.5.18

この調査は昨年の7月から9月にかけて実施されたもの。

全国の民生委員・児童委員23万1551人が対象で、86.7%から回答を得ている。

それによると、社会的に孤立している人を支援した経験のある民生委員は5万3454人(26.6%)。

支援を受けた人の58.9%は65歳以上の高齢者で、15.5%は生活保護を受給していた。

民生委員が紹介した専門機関では、「地域包括支援センターや介護事業所など」が32.3%で最も多くなっている。


本人が抱えている困難をみると(複数回答)、「身体的な病気やけが」が34.1%で最多。

それに「認知症」(27.4%)や「近隣住民とのトラブル」(21.9%)が続いている。

このほか、「精神面の不調(20.9%)」、「必要な介護や生活支援を受けていない」(18.9%)、「ひきこもり」(16.6%)、「ゴミ屋敷」(16.4%)なども少なくなかった。

全民児連の担当者は、「困っていても身近に頼れる人がおらず、苦しい状態に陥ってしまう人が増えている。単身の高齢者や非正規労働者の増加に加えて、地域のつながりが希薄になっていることも関係しているだろう」と話している。


政府は現在、高齢者や生活困窮者なども当事者となって相互に支え合う「#地域共生社会」の構築を進めている。

民生委員には今後も、行政・専門機関と住民の架け橋となる働きが期待されていく。

課題は担い手の確保だ。

厚生労働省によると、定数に対する委嘱数の割合(充足率)は低下している。

社会・援護局の担当者は、「やはり業務が大変。皆がそうした認識を持っている」と説明。

2日に1度は何らかの活動を行っているのが実情で、他の仕事をこなしながら役割を担うのはかなり難しいという。

職歴ゼロの41歳に未来はあるのか? 税金、保険料、ケータイ料金も年老いた両親に頼る日々

2017.05.28

職務経験まったくなし。老いゆく親に不安を抱く  相沢康英さん(仮名・41歳)/無職歴41年/前職アルバイト

 「人生で一度も定職に就いた経験がない」という相沢康英さん(仮名・41歳)。

密着取材をしたこの日は昼すぎに起床。

大量のモノに埋もれた部屋で読書に勤しんでいる最中だった。

長年の定位置である万年床に座り、職に就かなかった理由をこう語る。

「僕が高3の頃はちょうど就職氷河期でした。僕よりうんと優秀な生徒でも就職活動に失敗していたのを目にし、僕なんかが職に就けるわけがないと思ってしまったんです。まぁ、それを言い訳にして面倒な就活から逃げていた部分もあったんでしょうが……」


進路を何も決めずに高校を卒業後、アルバイトで生活費を稼ぐ日々が始まったという。

「甘栗の販売や建設現場、翻訳会社の事務など、さまざまなバイトをしましたが、どれも長くは続きませんでした。特に、運送業や引っ越し業者などの肉体労働はすぐ面接に受かるのですが、持病の喘息が出てしまって体力的に続かなかったんです。20年近いアルバイト生活のなかで一番続いたものでも、期間は2年くらいですかね」


そんな相沢さんにも一つだけ続けていることがある。それは、“演劇”の舞台に立つことだ。

「求人雑誌の後ろに載っていた劇団員募集のページを見て応募して以来、小演劇にどっぷりとハマってしまって。とは言ってもそれで儲けが出ることはなく、むしろずっと赤字です。現在も脚本から演技まですべて私だけで行うひとり舞台を続けています。大きな劇場を借りるのは高いので、古民家を改装した飲食店や地方の公民館などを無料で借りて演じています。昔は雑誌に紹介されたこともあるんですけどね……」

現在は母と都営住宅で同居中。

食費以外の生活費はすべて母親が出してくれているという。

相沢さん自身の収入は、喘息の治験で得られる謝礼とごく稀に行う交通量調査のバイトによる月2万~3万円ほど。貯金はもちろんゼロだ。


「この年までこんな生活だと、社会常識が欠けていて何も知らないという自覚があります。おそらく税金や健康保険料も親が払ってくれているんだと思います。携帯料金も親が払っているので、スマホに替えてほしいだなんて言えません。母は65歳になりますが、最近新たに職業訓練を受けてパートに就きました。僕が重荷になっていることはわかっています……」

日が暮れかけた頃にようやく外出。

この日は桜並木の下でしばし花見に興じた後、近所のレンタルビデオ店へ。

1時間ほど吟味し海外ドラマシリーズのDVDを借り、自宅へ帰る途中、近所のスーパーへと立ち寄った。

「昔は母親と一緒に食事を取っていましたが、今は呆れられてしまったのか完全に別々。でも、ご飯は炊いてくれているので、閉店間際のスーパーにおかずを買いに行くのが日課なんです」


スーパーからの帰路、これからも続くこの生活への不安を聞いてみた。

「20代の頃はバイトで月30万ほど稼いでいた時期もありました。でも、体力的にもうその頃には戻れませんからね。不安はもちろんありますよ。実は両親ともに最近体調を崩していて、具合が悪いなか働いているんです。父は同居する高齢の祖母の世話もしています。僕は長男なので、もし両親に何かあったらどうしよう、とは思うんですけどね。弟は関わりたくないのか、僕らとは完全に関係を絶っています」

両親が働けなくなれば、相沢さんの生活が立ちゆかなくなることは想像に難くない。

両親が働けなくなったとき、さらには介護が必要となったとき、相沢さんはどう生きていくべきか今もなお答えはわからないままだという……。

<1か月の家計表>

収入 3万円

家賃 0円

光熱費 0円

食費 2万5000円

通信費 0円

外食費 0円

娯楽費 2000円

交際費 3000円

――――――――――――――――

収支 0円

― [独身 無職 中年]の絶望 ―


無職12年の独身50代、メール相手もいない…2500万円のマンションで孤独死を待つ生活

2017.05.22 

繰り返す躁うつと慣れきってしまった孤独   田中淳一さん(仮名・51歳)/無職歴12年/前職SE


ファミリー世帯が多い分譲マンション、玄関を開け出迎えてくれた田中淳一さん(仮名・51歳)の目は虚ろで、呂律が回ってない状態だった。

「すいません、病気もあって、あまりうまく喋れなくて……」

玄関から通路にかけて数滴の血痕。通されたリビングはお世辞にも清潔とは言えず、病状の深刻さを物語っているようだった。

「30代中盤で転職したのが失敗の始まり。上司のパワハラで躁うつ病になり、職場で2度自殺未遂。首吊りを試みるもネクタイが切れて生き延びてしまいました」

程なくして休職した田中さんだが、会社員のうちに家だけは確保しようと現在の住まいを約2500万円、35年ローンで購入。結局復帰できず退職後、12年がたつ現在も無職生活は続いている。

「障害者年金3級として支給される月6万円を、ローンの返済に充てています。他の生活費は20代の頃から細々と続けている株の投資でまかなっています。月のプラスは平均で6万~7万円程度。とはいえ30万円近い赤字になるときもあり、消費者金融から借りて乗り切ることもしばしばです」

外出は基本的に毎週土曜の買い出しのみ。

今回同行させてもらったが、同じマンション内の子供たちは、田中さんが存在しないかのように一定の距離感を保っているのが印象的だった。

「休職直後は寂しさもあり、同僚とメールのやりとりもしていましたが、やがて一人もいなくなった。人との触れ合いは週1度やってくるホームヘルパーと、心療内科の先生だけ。孤独には慣れましたよ」

自嘲気味に笑いながら、タバコをふかす田中さん。

今日は調子がいいが、うつが酷いときは1か月近く動けないこともあるという。


「逆に躁のときは攻撃的になり、ちょっとしたことで企業にクレームをしたり、株で大博打に出ることもある。結果、失敗してまたうつに転じて寝込んで……という繰り返しです。もう再就職は諦めてます。このまま孤独死するまで、こんな生活を続けるんでしょうね」

<1か月の家計表>

収入(障害者年金と株) 12万円

ローン返済 6万円

水道光熱費 2万円

食費 3万円

通信費 1万円

娯楽費 0万円

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収支0円

― [独身 無職 中年]の絶望 ―




바이브 - 미친거니 ♬

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