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日本人の平均寿命、過去最高を更新 G7でもトップ
朝日新聞デジタル 3/1(水) 20:33配信
2015年の日本人の平均寿命は男性が80・75歳、女性は86・99歳となり、過去最高を更新した。
厚生労働省が1日に発表した「完全生命表」で確定した。
5年に1度行われる国勢調査に合わせた調査で、前回公表された10年の完全生命表に比べ、男性が1・20歳、女性が0・69歳上回った。
人口推計に基づいて昨年7月に公表された「簡易生命表」では男性80・79歳、女性87・05歳だったが、確定値はいずれも少し低くなった。
厚労省が把握している主要7カ国(G7)などと比べて男女ともに最も高い。2番目は男性がスイスの80・7歳、女性はフランスの85・1歳だった。
平均寿命の確定値は、最初の調査が行われた1891~1898年分(当時は国勢調査に基づかない)で男性が42・8歳、女性が44・3歳だった。第2次世界大戦後は延び続けている。(水戸部六美)
58分も寿命が縮む食べ物も…
環境学の世界では、近年、「#損失余命」という概念が提唱されるようになった。
これは、先行するさまざまな研究で積み重ねられてきた健康被害との関係から
「縮まる寿命」を計算した平均値であり、WHO(世界保健機関)など各国の医療機関・団体でも使用されている。
タバコや酒など、いかにも体に悪そうな嗜好品だけでなく、ごく普通に摂取している食物などについても数字が示されていて、ギョッとさせられる。
ウィンナーで寿命が縮むの? と思う人も多いだろう。
実はウィンナーやハムなどに使われている加工肉は2015年10月に大腸がんの発症を増やすリスクがWHOから指摘されている。
このリスクを鑑みてはじき出されたウィンナー1本当たりの損失余命が25秒なのだ。
この数字は加工肉をたくさん食べる人とそうでない人の大腸がん発症数の差、また大腸がんを発症した場合の死亡率などから算出されている。
ちなみにウィンナーよりも1回り大きいジャンボフランクフルトは、1本当たりで1分14秒寿命が縮む。
コンビニなどでよく売られているが、1分以上寿命が縮むとなると食べるのを躊躇する人もいるかもしれない。
また、意外なのが「ひじきの煮物」の損失余命。ひじきは健康に良いイメージの食べ物だが、
含まれる無機ヒ素の濃度が非常に高いため、損失余命は小鉢1人前当たり58分という驚愕の数字が出ている。
「百害あって一利なし」と言われるタバコでさえ、1本当たりの損失余命が12分であることを考えるとどれだけ深刻なものなのかわかる。
このように、具体的な数字でどの程度のリスクがあるのかがすぐにわかるのが損失余命のメリットだ。
ただし、その数字を盲信するのは禁物。
あくまで「リスクの目安」として算出された数字であるため、個人差が大きい。
個々人の栄養状態も異なるため、損失余命が大きくてもその食べ物に含まれる栄養素が必要というケースも当然ある。
長生きするには、バランスの良い食事を取るにこしたことはない。
「肥満税」の導入検討 ジャンクフードの普及でインド政府
インドのモディ政権は、ジャンクフードや糖分を多く含む飲み物の税金を引き上げることを検討している。
この「肥満税」は2017年度予算に含まれる可能性がある。2月1日に発表される予定だ。
エコノミック・タイムズは、健康、衛生、都市開発の補佐官を含む11人の検討グループが、ナレンドラ・モディ首相と会い、糖尿病や肥満などを減らすために「肥満税」を提唱したという 。
ヒンドゥスタン・タイムズなどによると検討グループは、一般的にジャンクフードと呼ばれる「砂糖、塩分、(コレステロールを増やす)飽和脂肪酸を加えた食品に追加税を課す」ことをモディ首相に提案した。
砂糖や酒類の消費が急増して、多くの人が肥満、糖尿病、心臓疾患などの生活習慣病に苦しんでいるためだという。
政府高官は、税収が増えることで「GDPの1.16%に過ぎない公的医療費の増加を助けるだろう」と話している。
インド国内では、ハンバーガーやピザなどのジャンクフードの普及が社会問題になっている。
ランセット・ジャーナルに掲載された調査結果によると、インドは肥満の問題を抱えている国のトップ5に入っている。
インドは、世界の低体重人口の40%以上が住んでいるが、世界で3番目に肥満の国であり、4100万人の肥満人口を抱えている。
2016年8月、インドで初めて南部ケララ州が「肥満税」を導入した。
特定チェーンのレストランで提供されているハンバーガー、ピザ、ドーナツ、タコスに14.5%の税金を課している。
一方、「肥満税」の導入は問題になる可能性がある。
デンマークは2011年に肥満税を導入したが、わずか1年で撤回している。
平均寿命長い女性 不健康な晩年回避するために減塩不可欠
DATE:2017.01.30 16:00
WHO(世界保健機関)が推奨する1日の塩分摂取量は1日5g。
ところが、日本人の塩分摂取量は約10~12gと、かなり多い。
現在、塩分摂取過多などが要因といわれる高血圧患者数は約1010万人といわれるが、健康診断などで高血圧と指摘されるなどの潜在的高血圧者数は約4000万人と推計される。
つまり、日本人の3人に1人は高血圧リスクにさらされており、高血圧はもはや国民病といっても過言ではない。
高血圧など循環器疾患に詳しい森下竜一さんによると、この塩分摂取過多は、多くの生活習慣病の要因となっており、それが私たちの人生の後半戦に暗い影を落としていると指摘する。
「それを象徴するのが、“平均寿命”と“健康寿命”の差。両者の間には男性で9.6年、女性で12.84年もの差があり、特に世界一平均寿命が長い日本の女性は、寝たきりなど医療・介護などの支援が必要な状態で、13年近くも不健康な晩年を過ごすことが多いというわけです。そうならないためにも、毎日の減塩や血圧管理は欠かせません」(森下さん)
平均寿命 男性 80.21歳 女性 86.61歳
健康寿命 71.19歳 74.21歳
「本邦の高血圧有病者推計数(性・年齢階級別)」(NIPPON DATA2010および2010年国勢調査人口より推計)を見ると、40才代は140万人、50才代は320万人、60才代は590万人。40~50代から女性は高血圧の割合が急増し、60代以降は、男性を上回っている。
ピンピンコロリをまっとうするためにも、日々のしょっぱい食生活改善が急務だ。
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