#集中力高まると蔓延のスマートドラッグの怖い副作用... #ピラセタム #コリン #チロシン #アーカリオン #ADHD治療薬ストラテラ...

「もともとは1990年代後半にアメリカの大学生の間で流行したものなんです。#ADHD(#注意欠陥多動性障害)や #ナルコレプシー(#過眠病)などの患者に処方される薬を勉強用に使い出した学生がいましてね。

脳の中枢神経に作用して、“集中力を1箇所に集める”という効能に彼らは着目したわけです。

その過程で、脳神経系の薬の中で勉強効率の向上に使えそうなものが『#スマートドラッグ』と呼ばれて拡散。

一時はハーバード大学の学生の2割がスマートドラッグを使用しているというアンケート結果が出たほど、今、日本に輸入され劇的に広がっているんです!!!」

2017/05/21(日)


都心のとある進学塾で国語講師を務めるA氏(35才)は先日、教室内で異様な光景を目の当たりにしたという。

「中学3年生向けの授業の休み時間のことです。1人の男子生徒が見慣れない容器から錠剤をのんでいたので、声をかけたんです。風邪ひいてるのか? と。そうしたら、“いや、これ『スマートドラッグ』っていって、頭がよくなる薬なんです。親からのむよう言われていて”と平然と答えるわけです。驚きましたね」

A氏が目撃した「スマートドラッグ」とは一体なにか。


医療問題に詳しいジャーナリストが語る。

国内では医師の処方箋が必要な薬でも、今はネット経由で海外から簡単に買える。

日本の医薬品医療機器等法(旧薬事法)は、覚せい剤や大麻など違法薬物や、自己判断の服用が重大な健康被害を招く恐れのある一部の指定医薬品以外であれば、「個人の輸入」を認めているからだ。


このため社会人だけでなく、進学校などの中高生にも浸透し始めているのだという。

前出の塾講師が続ける。

「生徒たちに聞き取り調査をしたところ、同じ類いの薬をのんだことがある、もしくは存在は知っている生徒が複数いました。“自分はやっていないけど大学生の兄がのんでいる”という生徒もいた。

認めにくいのですが、のんでいた生徒の成績は確かによかった。

塾長とも対応を協議していますが、結論は出ていません。

とんでもない時代になったものです」


彼らの間で最も流行している薬が「ピラセタム」。

元来てんかんや認知症の患者に処方されるものだが、脳の血流を改善し、思考力や記憶力にかかわるアセチルコリンを増大させる効能が注目され、「最強のスマートドラッグ」と呼ばれている。


他にも脳内伝達物質のドーパミンやセロトニンを増加させる

「コリン」

「チロシン」

慢性疲労やうつ病に効果があるとされる「アーカリオン」

ADHDの治療薬として使用される「ストラテラ」等

が流行しており、いずれも「頭が良くなる薬」という触れ込みの元、ネット上の輸入代行業者で販売されている。


「スマートドラッグという言葉で検索すれば販売先がいくらでも出てくるし、クリックひとつで買えます。1箱30錠から50錠で3000円程度。ものによっては5000円を超える薬もありますが、どれも一般世帯で容易に手に入る値段です」(前出・医療問題に詳しいジャーナリスト)


◆覚せい剤と同じ症状が出るものも◆

大阪市北区の「まきメンタルクリニック」院長で精神科医の西崎真紀先生が語る。

「スマートドラッグと呼ばれる一連の薬の中には、確かに集中力を高める効果が認められるものもあります。のめば徹夜もできるし、一時的に勉強がはかどることもあるかもしれない。でも、薬には副作用があるものです。

イライラしたり吐き気がしたり、覚せい剤と同じ症状が出るものさえある。

そもそも本来は別の病気の薬なのです。健常な人間が服用して、リスクがないわけがありません」


実際、薬が切れた際の倦怠感は避けがたく、スマートドラッグを実際に使用し、TOEICの勉強をした25才の会社員によれば他にもさまざまな副作用に襲われたという。

ちなみに同氏は800点台をウロウロしていたが、スマートドラッグを飲むようになって900点の壁を突破した。

だが、今はもう服用をやめている。


「のまないと全く勉強ができなくなったんです。で、また薬に頼るわけですが、今度は効果が切れた際に、急激な眠気に襲われるようになった。頭痛もひどくなり、仕事にも支障が出始めちゃって…。悪循環ですよね。これはヤバいと医者に行ったら怒られましたよ。“病気でもないのに、なんてものをのんでるんだ!”と。そこでキッパリやめたんです」


例えば

「ピラセタム」には頭痛や下痢の副作用が、

「ストラテラ」には肝機能障害の副作用が指摘されている。


薬物問題に詳しい「芦屋JINクリニック」院長の神三矢先生が語る。

「海外から輸入されるものには粗悪品や偽物もあります。のみ合わせ次第では健康被害が出ることもありえるし、脳が未発達の子供が医師の処方箋もなしに服用すれば、どんな影響が出るかわかりません。精神的な依存も無視できない上、国内では記憶力がよくなるなどの医学的な効果のある薬としては承認されていません」


前出・西崎院長の元には、最近、スマートドラッグの依存症になった中高生が相談に来ることが増えたという。


「薬のせいで生活リズムがメチャクチャになり、心身に変調をきたして医者を頼るんです。どこでこんな薬を手に入れたのかと聞くと、スマホを見せるわけです。“先生、簡単に買えるよ”って。服用するうちに体が耐性を持ち、のむ量がどんどん増えていく。体が未発達の中高生がこんな薬を乱用していたら、普通は真っ先に親が止めるべきでしょう。なのにその親が黙認してるケースも多い」(西崎院長)


最大の問題は、中高生にとって、スマートドラッグが違法薬物への入り口になる危険性を秘めていることだ。


前出の西崎院長が語る。

「小さい頃から薬に頼るうちに、問題を自力で解決しようとする意志や集中力、注意力といったものが失われていく。結果的に覚せい剤や大麻などへの抵抗感まで薄れていき、違法薬物に手を染める“心の隙間”が生まれるわけです。目先のことだけ考えて、サプリ感覚でスマートドラッグを子供に与えている保護者は、その先に重大な落とし穴があることを認識するべきです」

双極性気分障害の原因を特定

Proceedings of the National Academy of Sciencesに掲載

横浜市立大学 学術院医学群 薬理学 五嶋良郎教授らの研究グループは、サンフォード・バーナム・プレビス医学研究所(米国、サンディエゴ)のEvan Snyder博士らと共同で、双極性気分障害*1の患者さんのiPS細胞*2の解析から、collapsin response mediator protein 2 (CRMP2) というタンパク質の翻訳後修飾異常*3を発見しました。

双極性気分障害とは、気分障害と言われる疾患の中の一つのタイプで、躁(そう)状態と鬱(うつ)状態の両方が出現する病態、いわゆる #躁鬱病(#そううつ病)です。

この双極性気分障害の患者さんには古くから炭酸リチウムという薬物が使用され、良く効く人とそうでない人がいることが知られていましたが、なぜ効果があるかはよくわかっていませんでした。

今回の研究において、1) 疾患特異的iPS細胞を使った実験で、炭酸リチウム*4が効く双極性気分障害の患者さんの脳では、CRMP2のリン酸化*5が亢進していること、2) この亢進は炭酸リチウムで抑えられること、3) 躁病の動物モデルでは、CRMP2 のリン酸化が亢進していること、CRMP2のリン酸化を起こらないようにしたCRMP2S522Aノックインマウスというモデル動物(後述)では、躁状態が軽減されること、4) 患者さんの死後脳では、神経の伝達を担う構造体であるシナプスの構造が変化していること、5) 炭酸リチウムの処方を受けていたヒトではCRMP2のリン酸化亢進がみられず、シナプスの構造は正常に保たれていること、を明らかにしました。

本研究により、炭酸リチウムが効く双極性障害患者さんではCRMP2のリン酸化修飾異常が病態と相関しており、その異常は炭酸リチウムで抑制されることが分かりました。

また、この関係は動物モデルでも同様であることが確認されたため、双極性気分障害の新しい治療法の研究開発に大いに役立つと期待されます。

※ 本研究は、米国科学雑誌『Proceedings of the National Academy of Sciences』に掲載されました。

※本研究の一部は、文部科学省、科学研究費補助金(特定領域研究)「細胞の運命と挙動を支配する細胞外環境のダイナミズム」(No. 17082006)、ターゲットタンパク研究プログラム「セマフォリン及びセマフォリン受容体分子群をターゲットにした構造・機能解析と治療法開発」(No. 0761890004)、及びイノベーションシステム整備事業 先端融合領域イノベーション創出拠点形成プログラム「翻訳後修飾プロテオミクス医療研究拠点の形成」の支援を受けて行われました。


研究の背景と経緯

我々は、脳が外界から受けた刺激の情報を統合し、その場に応じた適切な行動をとることにより、日々の生活を営んでいます。こうした脳の機能を支えているのが神経伝達です。この神経伝達の中心を担う構造体をシナプスと呼びます。シナプスでは、ある神経細胞が活性化するとその神経細胞のシナプス前末端から神経伝達物質が放出され、別の神経細胞にあるシナプス後末端にある受容体に結合することにより情報が伝わります(図-a)。

このシナプスという構造は固定されたものではなく、絶えず生成と消失を繰り返していると考えられています。このバランスが崩れると様々な精神神経疾患に罹患すると考えられてきましたが、その実態は不明でした。


研究の内容

本学医学研究科の五嶋良郎教授ら、及び米国サンフォード・バーナム・プレビス研究所のEvan Snyder博士らの研究グループは、双極性疾患患者由来の疾患特異的iPS細胞の解析を通じて、双極性疾患由来の神経細胞においてCRMP2の異常なリン酸化修飾が認められることを発見しました。双極性障害の病態モデルマウスを使用して、CRMP2のリン酸化修飾を解析したところ、同マウス脳においては確かにCRMP2のリン酸化の亢進が認められること、私たちが作製したCRMP2S522AノックインマウスというCRMP2のリン酸化修飾が全く起こらない動物モデルでは、躁状態が著しく軽減されること、双極性障害患者の剖検脳では細胞の形や骨組みを調節するタンパク質(細胞骨格タンパク質*6)の機能を調節するCRMP2分子のリン酸化という化学変化が異常をきたすこと、双極性障害の治療薬として従来から使用されている炭酸リチウムが、このCRMP2のリン酸化異常を是正し、かつ神経の機能や形態をも正常化すること、双極性障害患者さんの死後脳に見られるシナプスの構造異常はリチウム処方のあった患者さんの脳では正常化していることを見出しました。今回の研究結果は、双極性障害が、CRMP2 のような細胞骨格タンパク質の機能を調節する分子の翻訳後の異常によって起こることを明らかにしました。本成果は、双極性障害のメカニズム解明につながると期待されます。


今後の展開

本研究の知見に基づき、従来、合理的なメカニズムや診断、治療法確立へのアプローチが困難であった双極性障害の病態解明への展開が期待されます。


<用語説明>

*1 双極性障害:躁(そう)状態と鬱(うつ)状態の病相を繰り返す精神疾患である。うつ病とともに「気分障害」に分類される。双極性障害のそう状態、うつ状態は多くの場合、適切な治療などを通じて回復するが、再発する可能性が高い。リチウムなどの気分安定薬による予防が必要となる場合が多く、生活習慣の改善も重要である。

*2 iPS細胞:iPS (induced pluripotent stem cells)とは、体細胞へ特定の数種類の遺伝子を導入することにES細胞(胚性幹細胞)のように多くの細胞に分化できる多分化能と、分裂増殖を繰り返すことができる自己複製能を持った細胞のこと。疾患特異的iPS細胞とは、特定の疾患患者さんの皮膚や血液などの細胞から作製したiPS細胞のことをいう。疾患特異的iPSの研究を通じて、患者さんの体内で起こっている病気につながるプロセスを詳細に解析することができる。

*3 翻訳後修飾異常:タンパク質は、DNAを鋳型としてRNA合成を経て翻訳され、一定のアミノ酸配列を持つ特定の分子として合成される。タンパク質は、生体内で多くは、翻訳後にリン酸、酢酸、脂質などの官能基と結合するなどの修飾を受けて機能を発現する。これを翻訳後修飾という。最近、ガンや神経疾患等の様々な疾患の中に、この翻訳後修飾が異常となる場合が数多く報告されている。

*4 炭酸リチウム: 気分安定薬のうちの一つ。炭酸リチウムは、グリコーゲン合成酵素キナーゼ3 (GSK3) というキナーゼの活性を阻害することが知られていたが、なぜ有効かについての詳細なメカニズムについては未解明であった(本研究によりその一端が明らかになった)。

*5 リン酸化:タンパク質は、DNAからmRNAを鋳型として生成される。リン酸化は、タンパク質の生成後に受ける最も重要な修飾様式の一つであり、特定の酵素によって行われる。リン酸化はタンパク質のチロシン、セリン、スレオニン側鎖に起こるが、リン酸基はサイズも大きく、負の電荷を保つため、リン酸化修飾を受けたタンパク質の構造が変わり、その機能や働きに変化が引き起こされる。

*6 細胞骨格タンパク質:細胞の形や運動をコントロールする細胞骨格と呼ばれる構造を構成するタンパク質のこと。



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