上映会を... 介護テーマ「 #つむぐもの 」

2016年12月08日

全国「つむぐもの」プロジェクトはこのほど、介護をテーマにした映画「つむぐもの」の上映会の開催を呼び掛けている。

地域の介護職の研修会や交流会での活用も可能で、同作品の犬童一利監督(30)を呼んでトークショーを行うことも可能だという。  

映画は、半身まひになった昔気質な和紙職人と、ワーキングホリデーで来日した韓国人女性との介護を通じた交流を描く。職人をベテラン俳優の石倉三郎さんが演じる。  

 舞台は、伝統産業が盛んな福井県の丹南地方。

韓国・プヨ郡と友好都市であることから企画された。

16年3月に東京を皮切りに全国で上映され、世界12大映画祭の一つ上海国際映画祭にも招待。

厚生労働省のタイアップ作品に認定され、全国老人福祉施設協議会の後援も受けた。  

 制作にあたり犬童監督は何度も施設に足を運び、介護の仕事を経験。

「きれいごとではない面を体験する一方で、職員が利用者の人生を支えようとする姿に心打たれた。

若い世代に見てもらい、介護のイメージを変えてもらえれば」と話す。  

上映会は学校や就職フェアなどで活用できる。

既に徳島県や横浜市、秋田県北秋田市の社会福祉協議会、埼玉県や島根県の福祉専門学校などでも上映会が行われた。  

料金は2万円からだが人数によって異なり、150人なら10万円。

問い合わせは、プロジェクト事務局本部(☎03・3568・4679、tokuta@soul

-a.com)へ。

『早乙女4姉妹』などの犬童一利が監督を務め、昔気質の和紙職人と若い韓国人女性の交流を描くヒューマンドラマ。

来日して他人の介護をする羽目になるヒロインと頑固一徹な和紙職人が、ぶつかり合いながらも次第に心を通わせていく過程を温かく見守る。

数多くの作品で存在感を発揮してきた石倉三郎が主演に挑み、相手役を『ある優しき殺人者の記録』などのキム・コッピが好演。

国籍も世代も違う彼らが、どのように交流を深めていくのか注目。

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