#介護に参入!!! #JAPANライフデザイン #ソニーライフケア
野村不動産が介護に参入 施設運営会社に出資
2017/2/28 23:32日本経済新聞
野村不動産ホールディングスは介護事業に参入する。
介護施設を運営する非上場会社へ3月中に数億円出資。
「プラウド」ブランドで展開する自社マンションの周辺に介護施設を開き、新築物件購入者に親族が優先的に介護施設へ入居できる特典などを付与する。
介護施設運営のJAPANライフデザイン(東京・港)の第三者割当増資に応じる。
議決権の49%を取得し持ち分法適用会社にする。
同社は福岡市の介護大手、創生事業団の系列。
介護士など174人を抱え、品川区などで介護付き有料老人ホームを運営する。
数年内に東京都内で3棟程度の介護付き有料老人ホームを開発する。
ライフデザインに運営を任せ、同社の売上高を数年で現在の2倍の年20億円に引き上げる計画だ。
人口減少で新築マンションの需要は長期的には先細りになり、付加価値の向上が求められている。
介護事業には東急不動産や東京建物が参入。高齢者の増加を見据え、業界ではノウハウを蓄積する動きが相次ぐ。
ソニー、介護事業が軌道に 浦和に2棟目の老人ホーム
2017/4/11
ソニーグループの介護事業が軌道に乗りつつある。
11日、自社ブランド「ソナーレ」の2棟目となる老人ホームの開所式をさいたま市で開いた。
金融子会社ソニーフィナンシャルホールディングス傘下の介護事業会社ソニー・ライフケア(東京・渋谷)の出井学社長は「『浦和にソナーレあり』と言われるよう、地域に開かれたホームを作りたい」と意気込んだ。
JR浦和駅から徒歩およそ7分の立地に、「ソナーレ浦和」(さいたま市)を設けた。
5月1日から開業する。敷地面積は約1900平方メートル。
居室は66部屋あり、定員は68人。
料金は代表的なプランで前払いなしの場合月約40万円かかる。
ソニーモバイルコミュニケーションズ(東京・品川、十時裕樹社長)と連携し、タブレット端末で入居者の体力を短時間で測定できるサービスを取り入れた。
大浴場には75インチの4Kテレビを導入するなど、ソニー製品を積極的に活用する。
ソニー・ライフケアは2016年4月に「ソナーレ祖師ケ谷大蔵」(東京・世田谷)を開設し、介護事業に本格参入した。今後は年1~2カ所程度の開設を予定する。
世田谷の施設は開設から約1年で入居率が5割を超えるなど「ほぼほぼ良いペースで進んでいる」(出井社長)。
2棟目でも同じような集客が見込めるかが、ソニーグループの介護事業にとって試金石となりそうだ。
老人ホーム2571施設をランキング!
東京1位は、12年連続満室を継続中 2014.10.2
親あるいは自分が、有料老人ホームに入居する必要に迫られた時、どこを選べばいいのか。
実用ライフスタイル雑誌の「ダイヤモンドQ創刊準備1号」(10月2日発売)では、入居率や介護体制などを基に全国2571施設をランキングし、上位に入った老人ホームを訪問取材した。
第1回は、東京都の優良施設を紹介する。
「自宅の介護が難しくなった」「将来に備えて、早めに終のすみかとなる有料老人ホームを探しておきたい」……。そんなときに役立つ有料老人ホームランキングを作成した。
対象は入居定員21人以上、開設後2年以上を経過しているホーム。
有料老人ホームには主に介護が必要な人向けの「介護型」と、自分の身の回りのことはできる人向け、または健常者でも要支援、要介護状態の人でも入れる「自立混合型」がある。
ランキングも「介護型」「自立混合型」に分けて作成している。
さらに、件数が多い東京都と神奈川県の介護型は、5年総費用が2000万円以上と2000万円未満に分けている。
東京都は全国で一番、有料老人ホームが集積する地域。
ランキング上位には、看護師を24時間常駐させたり、介護職員の教育や定着率向上に力を入れたりするホームが並んでいる。
5年総費用2000万円以上の介護型で1位となったのは「アリア等々力」。
ベネッセスタイルケアが展開する有料老人ホーム6ブランドの中でも、最高グレード・アリアシリーズの一つである。
「アリア等々力」の館内は上品で落ち着いた雰囲気。
食事のおいしさには定評があり、食材や食器もワンランク上のものを使用する
標準入居一時金2600万円、月額利用料27万円で、近隣に住んでいた富裕層が集まっている。
茶系でそろえたクラシックな家具や有名美術家の装飾品、ブランド物の食器に囲まれた生活を送る。ひのき風呂は香りの良さが人気という。
評価は「個別機能訓練」を取り入れていないこと以外は、満遍なく高得点だった。
特徴は、24時間看護師を常駐させていること。
認知症ケアに対しても専門的な知識とスキルを持つ日本看護協会の認定看護師が対応する。
介護職員の定着率が高く、5年以上の勤務者が55%居る。
無資格者は雇用しない。
いつも同じ介護職員が担当するという担当制を敷き、買い物や散歩などにも時間を割く。
5年総費用2000万円未満の介護型で1位の「デンマークINN深大寺」と、3位の「デンマークINN府中」は、いずれも、精神科医療専門の山田病院(調布市)の院長が設立した。
「デンマークの医療・介護を目指そう」と小さなホテルのような施設を東京都と神奈川県に4カ所、開設している。
デンマークINN深大寺は、オープンから13年目。
12年連続で満室となっている。
入居者の紹介が多い。
特徴は、施設全体が家庭的な雰囲気であること。
各居室の扉は閉め切りにせず、思い思いののれんを掛けて、廊下とのつながりをつくる。
孤立を防ぐだけでなく、夏のエアコン嫌いの人のために廊下の冷気を取り入れ、室内での熱中症を予防する。
各フロアの中央のリビングには食事やレクリエーションのほか、おしゃべりをするために自然と人が集まる。
足腰の機能維持には力を入れ、朝10時になると全館マーチの曲を流し、つえの人を含めて、館内を歩いてもらう。
車イスで参加する人も居る。曲を流すことできっかけをつくり、気持ちを高め、習慣化してもらう。
歩いた距離分、表にシールを貼って、入居者同士の競い合いも取り入れる。
「選ばれる施設」を合言葉に、施設スタッフの教育には力を入れる。
特に、看護師だけでなく、介護職員にも投薬後の観察ポイントや看とりに必要なケアなどの医療教育をする。
介護職員から看護師を目指すスタッフも数人居たほどだ。
業務貢献度に応じて、年4ヵ月以上のボーナスが出るほか、夜勤手当は1万円と手厚い。
介護福祉士の資格取得を奨励し、資格手当も上乗せする。
現在は常勤26人中24人(92.3%)が取得している。
看護師を24時間常駐する「グレースメイト鷺ノ宮」
総費用2000万円以上の介護型で8位の「グレースメイト鷺ノ宮」は、練馬区中村橋の同一エリアに弐番館があり、今年10月には参番館と三つ目の施設を開設予定。
いずれも、外観・内装とも高級感に溢れる。弐番館の向かいにはワタミのレストヴィラ、近くにベネッセスタイルケアのグランダなどもあり、有料老人ホーム大激戦区でもある。
そんな中、グレースメイト鷺ノ宮は看護師を24時間常駐させ、医療対応に力を入れているのが特徴。
さらに施設別に、常勤で理学療法士や作業療法士、言語聴覚士を配置し、身体機能を維持、回復するための運動を実施する。
脳卒中や骨折などで手、腕、脚などを動かしにくくなっても、個別にケアする。言語聴覚士は嚥下障害の改善のほか、認知症の人の認知機能の維持に回想療法を取り入れる。
入居者の心のケアにも力を入れる。
介護職員が入居者を数人ずつ担当し、小さな変化にも気付くよう配慮するほか、「傾聴専門のパート職員」を雇用する。
週3日、60代の女性が入居者の部屋を訪問し、30分程度、雑談する。
雑談後は表情が生き生きと変化するという。
話の内容は業務日誌に記録され、介護職員間で共有する。
「内面が見えるようになり、ケアに役立っています」(深谷貴子施設長)。
自立混合型の1位は、「シルバービレッジ日野」(日野市)。
経営主体のシルバービレッジは、1986年から八王子市を中心に介護付き有料老人ホームを展開してきた。
現在では、八王子に2施設、日野に2施設を運営する。
八王子では居宅介護支援と訪問介護の事業所も併設する。
自立混合型1位の「シルバービレッジ日野」は食堂に隣接した広いベランダ、屋上に露天風呂などがあり、共用スペースが充実している
自立型といっても、開設から12年目になり、当初73人中4割の要支援者が2割に。
一方、平均介護度は3.0と、入居者の4割に全介助が必要になった。
常勤の看護師による医療対応や看とりもできる。
高齢者虐待の一時保護指定も受けている。
特徴は接遇の良さと徹底したおもてなし。
開業時、社長にホテル勤務経験者を迎えたことで、おもてなしの文化が醸成した。
職員の約3割が「おもてなしエキスパート」の認定(日本おもてなし推進協議会)を取得している。
外部の接遇研修にも積極的に参加させる。
あいさつも元気で、施設全体に活気をもたらす。
グループ全体での実績によるノウハウも生きる。
特に希望者による1泊旅行は人気のイベント。
三浦半島や伊香保温泉などへ行く。
事務職や営業職も参加して、入居者1対スタッフ1の体制を敷く。
「認知症の方が旅行したことを忘れてしまっても、楽しい気分が残ればいいと思っています」(青木賴之施設長)。
入居率は10年連続で95%以上。
介護職員の平均勤続年数8年と定着率が良く、「いつも同じ顔のスタッフ」によるきめ細かいケアやサービスが、高い入居率の大きな要因となっている。
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