#シニア層専門の人材派遣会社の業績が好調!
シニア世代の働く場所をいかにつくっていくか。
2016/11/25 14:00
さまざまな取り組みが行われていますが、その一つとして高齢者自身がつくった人材派遣会社が大きな注目を集めています。
2000年に創業され、人生と仕事の経験が豊富なお年寄りを派遣する「#高齢社」の存在をご存じでしょうか。
高齢社は東京ガスで最高顧問を務めていた上田研二氏が61歳のときに創業した人材派遣会社です。
定年後も生き生きと無理なく高齢者の方が働くことができる環境をつくるために立ち上げたといいます。
業績は好調で、売上は年商およそ5億円。
平均年齢が69.4歳というシニア世代の登録社員は約720名を数え、最高齢は81歳。
実際に仕事を請け負って働いている社員は約半数ほど。登録後は本人に意欲と能力があれば「第二の定年」を設けていないのも特長です。
業務内容にもよりますが、通常は週に3日間ほど働く契約を結び、収入としては月に8万円から10万円程度。
急に用事や体調不良などが起きた場合に備えて、常に交代要員を用意しており、チームで仕事をする体制づくりを徹底しているため、契約企業からの信頼も厚いとのこと。
問題としてはパソコンなどのデジタル機器に弱い高齢者も少なくないという点で、高齢社サイドとしても、最低限のワードやエクセルの使い方は登録社員に勉強していくように求めているそう。
確かにどのオフィスでもこうした書類作成に関するアプリケーションは必要となります。
2012年にはシニア女性が活躍できる場として家事代行サービス「#かじワン」事業をスタート。
2013年には独立した子会社とするなど、ますます大きくなりそうな高齢社。創業者である上田研二氏はパーキンソン病にも負けず、元気に活躍されているとのこと。
0コメント